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論文 【 表示 / 非表示 】
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Three hypoxanthine derivatives from the marine cyanobacterium <i>Okeania hirsuta </i>
Ryoya Kawabe, Botao Zhang, Ryuichi Watanabe, Hajime Uchida, Masayuki Satake, Hiroshi Nagai , 2025年08月
Molbank , 2025 (3) , M2051 - M2051
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Brominated bitter compounds from the skin tubercle gland of the stonefish <i>Synanceia verrucosa</i>
Ryoya Kawabe, Sota Hoshi, Toru Hifumi, Akihiko Yamamoto, Hajime Uchida, Masayuki Satake, Hiroshi Nagai , 2025年06月
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
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(<i>S</i>)-2-Hydroxy-3-(((2<i>R</i>,3<i>R</i>,4<i>S</i>,5<i>R</i>,6<i>R</i>)-3,4,5-trihydroxy-6-(hydroxymethyl)tetrahydro-2H-pyran-2-yl)oxy)propyl (<i>E</i>)-8-Hydroperoxyhexadec-6-enoate
Botao Zhang, Mana Horiuchi, Ryoya Kawabe, Hajime Uchida, Masayuki Satake, Hiroshi Nagai , 2025年03月
Molbank , 2025 (1) , M1978 - M1978
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Okeaniazole A: Thiazole-containing cyclopeptide from the marine cyanobacterium <i>Okeania hirsuta</i> with antileishmanial activity
Botao Zhang, Ryoya Kawabe, Michiya Kamio, Hajime Uchida, Natsuki Matsuura, Kanami Mori-Yasumoto, Masayuki Satake, Hiroshi Nagai , 2024年10月
Tetrahedron Letters , 150 , 155284 - 155284
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(10<i>E</i>,15<i>Z</i>)-12-(Dimethylsulfonio)-9,13-dihydroxyoctadeca-10,15-dienoate
Haruka Nishino, Bo-Tao Zhang, Hajime Uchida, Michiya Kamio, Hiroshi Nagai, Masayuki Satake , 2024年03月
Molbank , 2024 (1) , M1784 - M1784
著書 【 表示 / 非表示 】
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海洋天然物化学
永井宏史 , 2023年08月
日本化学会編;木越英夫編著; 共立出版 , 第11章 タンパク質毒素クラゲ毒 , 0-0
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刺す! 咬む! 防御する! 猛毒をもつ危険生物
永井宏史 , 2022年11月
誠文堂新光社 , まえがき、2章 海洋生物、 5章 生物の毒のしくみ、おわりに , 0-0
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世界で一番美しいクラゲ図鑑
永井宏史 , 2022年04月
誠文堂新光社 , クラゲによる刺症について , 0-0
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夏の終わりの海にクラゲがいるのはなぜ? 「生きもののふしぎなお話 なぜ?どうして?」
永井 宏史 , 2019年
誠文堂新光社
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生きもののふしぎなお話
永井宏史 , 2019年
自然史学会連合監修;誠文堂新光社 , 夏の終わりの海にクラゲがいるのはなぜ? , 68-69
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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大型甲殻類が分泌する水中硬化型充填接着剤【交尾栓】の分子構造および凝固機構の解明
研究期間: 2025年06月 - 2028年03月 代表者: 神尾 道也
挑戦的研究(萌芽) 研究分担者 25K22386
クリガニのオスは射精物を強固な「水中硬化型充填剤(交尾栓)」として凝固させ、メスの生殖孔を塞ぎ、自分の精子の受精を確実なものとする。交尾栓は新規水中硬化型充填剤への応用の可能性を持つが、構成分子の構造および射精物が水中で凝固する機構は未解明である。クリガニの交尾栓はタンパク質であるため、本研究では交尾栓構成タンパク質の化学構造と凝固機構を解明する。タンパク質性の交尾栓が海水中で硬化する仕組みの解明は、生分解性を備えた環境にやさしい、新規水中硬化型充填接着剤開発への社会実装につながり、交尾栓タンパク質の遺伝子塩基配列の解明は、甲殻類全体の新たな進化生物学研究分野に発展する萌芽性を持つ。
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研究期間: 2022年04月 - 2026年03月 代表者: 永井宏史
基盤研究(C) 研究代表者 22K05817
基本的にすべての刺胞動物は「刺胞」を使って、餌生物や外敵などに毒針を注射し、さらに毒素などを用いた「化学攻撃」を行うことが広く知られている。ところが、それらの「化学攻撃」の詳細については、ほとんどが未解明のままである。つまり、誰もが知っているような現象なのに、実のところその詳細はよくわかっていない現象の典型である。いずれにせよ、「刺胞」から相手に毒針を発射して、「化学攻撃」を仕掛けるという構図である。これを受けて、本研究において、この刺胞動物に普遍的な「刺胞」による「化学攻撃」の詳細(どのような分子が?どのような役目で?)を明らかにしていく予定である。
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毒クラゲに刺されるとナゼ痛い?海洋危険生物による刺傷時の痛みの本質の解明
研究期間: 2019年04月 - 2022年03月 代表者: 永井 宏史
基盤研究(C) 研究代表者 19K06220
海洋生物には、毒クラゲのようにヒトとのコンタクトにより痛みを生じる被害を与えるものが数多く存在する。しかし、残念なことにいままでこの痛みがなぜ生じるかということについて科学的な検証がなされることはほとんど無かった。そこで今回、海洋生物でヒトに対して痛みの被害を与える種を中心に痛みを生じさせる物質本体の検索を行おうというものである。痛み物質の検出にはバイオアッセイを指標として用いて、痛み惹起物質本体の単離・精製を行っている。単離された化合物については分光学的手法を用いて詳細な構造解析を行う。また、各種生物活性試験を行い、この痛みを引き起こすメカニズムについて解明を行っていく。
クラゲなどの海洋危険生物は、触れたとたんに激しい痛みをヒトに与えるものが数多く存在する。ところが、今までにこの痛みがなぜ生じるかということについて科学的な検証がなされたことはほとんど無かった。そこで我々の研究グループはヒトに対して痛みの被害を与える生物種について痛みを生じさせる化合物の検索を行ってきた。その結果、いくつかの興味深い化合物の単離ならびに構造決定に成功した。
ハブクラゲは我が国においてその刺傷被害の激しさからもっとも危険とされる刺胞動物である。そのハブクラゲの毒液が貯まっている器官である刺胞を純粋に取り出した。またその中から毒液を取り出すことに成功した。その毒液について一定量存在するものすべてについて単離ならびに構造決定を行った。その結果、複数の刺胞の中に特異的に存在する化合物を見出すことに成功した。これらの化合物は「刺胞」が「刺胞」として存在するための鍵化学物質であると考えられる。 -
研究期間: 2016年04月 - 2019年03月 代表者: 永井 宏史
基盤研究(C) 研究代表者 16K01911
海洋危険生物のなかで刺傷被害が激しく本邦では死亡症例も知られるハブクラゲを用いて研究を行った。ハブクラゲの単離した刺胞からの痛み惹起物質の探索を行った。現在、ハブクラゲの刺胞内に存在を見出した痛み惹起物質の精製法に検討を加えている。さらに、ハブクラゲ同様に炎症惹起物質の存在が知られている沖縄産のラン藻から細胞毒性などを指標として皮膚炎の原因となるアプリシアトキシンの類縁体化合物を探索した。その結果、複数の新規なアプリシアトキシン類縁体の単離ならびに構造決定に成功した。またこれらの生物活性についても評価を行った。
本研究は海洋危険生物がもつ痛み惹起物質の詳細を解明しようというもので、世界初の試みである。予備実験の結果、海洋危険生物であるハブクラゲの刺胞内に痛み惹起物質が少なくとも一つは存在することを確認できた。また、本化合物はLC-MSの結果から既知の痛み惹起物質とは一致しなかった。さらに、痛みを伴う刺傷を引き起こす多種多様な海洋危険生物群の痛み惹起物質が単一とは考えにくいため、ハブクラゲ以外の危険生物についても痛み惹起物質の詳細を順次解明していく必要がある。新規な痛み惹起物質の解明は、その化合物を起点とした新たな痛み受容体の科学への展開など発展性を有する基盤的研究である。
授業科目 【 表示 / 非表示 】
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担当授業(学部)
環境生命化学Ⅱ
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担当授業(大学院)
水圏生態化学特論
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海洋環境学特別研究
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海洋環境科学特別演習
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海洋環境科学特別研究
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生命化学