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永井 宏史 (ナガイ ヒロシ)

NAGAI Hiroshi

職名: 教授
所属: 海洋環境科学部門
学位: 博士(農学)
学位の分野名: 農学

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ナノテク・材料 / 生物分子化学

  • ライフサイエンス / 水圏生命科学

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Okeaniazole A: Thiazole-containing cyclopeptide from the marine cyanobacterium <i>Okeania hirsuta</i> with antileishmanial activity

    Botao Zhang, Ryoya Kawabe, Michiya Kamio, Hajime Uchida, Natsuki Matsuura, Kanami Mori-Yasumoto, Masayuki Satake, Hiroshi Nagai , 2024年10月

    Tetrahedron Letters , 150 , 155284 - 155284

    DOI

  • (10<i>E</i>,15<i>Z</i>)-12-(Dimethylsulfonio)-9,13-dihydroxyoctadeca-10,15-dienoate

    Haruka Nishino, Bo-Tao Zhang, Hajime Uchida, Michiya Kamio, Hiroshi Nagai, Masayuki Satake , 2024年03月

    Molbank , 2024 (1) , M1784 - M1784

    DOI

  • <i>N</i>-Desmethylmajusculamide B, a lipopeptide isolated from the Okinawan cyanobacterium <i>Okeania hirsuta</i>

    Bo-Tao Zhang, Haruka Nishino, Ryoya Kawabe, Michiya Kamio, Ryuichi Watanabe, Hajime Uchida, Masayuki Satake, Hiroshi Nagai , 2024年02月

    Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry

    DOI

  • N-Desmethylmajusculamide B, a lipopeptide isolated from the Okinawan cyanobacterium Okeania hirsuta

    ニシノ ハルカ, カワベ リョウヤ, カミオ ミチヤ, 渡邊 龍一, 内田 肇, サタケ マサユキ, ナガイ ヒロシ , 2024年02月

    Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry , 88 (5) , 517 - 521

  • Okeanic acid-A, a trihydroxy fatty acid from the Okinawan cyanobacterium <i>Okeania hirsuta</i>

    Haruka Nishino, Nao Kanda, Bo-Tao Zhang, Michiya Kamio, Hajime Uchida, Kohtaro Sugahara, Hiroshi Nagai, Masayuki Satake , 2024年02月

    Natural Product Research , 1 - 8

    DOI

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著書 【 表示 / 非表示

  • 海洋天然物化学

    永井宏史 , 2023年08月

    日本化学会編;木越英夫編著; 共立出版 , 第11章 タンパク質毒素クラゲ毒 , 0-0

  • 刺す! 咬む! 防御する! 猛毒をもつ危険生物

    永井宏史 , 2022年11月

    誠文堂新光社 , まえがき、2章 海洋生物、 5章 生物の毒のしくみ、おわりに , 0-0

  • 世界で一番美しいクラゲ図鑑

    永井宏史 , 2022年04月

    誠文堂新光社 , クラゲによる刺症について , 0-0

  • 夏の終わりの海にクラゲがいるのはなぜ? 「生きもののふしぎなお話 なぜ?どうして?」

    永井 宏史 , 2019年

    誠文堂新光社

  • 生きもののふしぎなお話

    永井宏史 , 2019年

    自然史学会連合監修;誠文堂新光社 , 夏の終わりの海にクラゲがいるのはなぜ? , 68-69

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科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 刺胞動物が持つ「刺胞」による「化学攻撃」の詳細解明

    研究期間:  2022年04月  -  2026年03月  代表者:  永井宏史

    基盤研究(C)  研究代表者  22K05817 

    基本的にすべての刺胞動物は「刺胞」を使って、餌生物や外敵などに毒針を注射し、さらに毒素などを用いた「化学攻撃」を行うことが広く知られている。ところが、それらの「化学攻撃」の詳細については、ほとんどが未解明のままである。つまり、誰もが知っているような現象なのに、実のところその詳細はよくわかっていない現象の典型である。いずれにせよ、「刺胞」から相手に毒針を発射して、「化学攻撃」を仕掛けるという構図である。これを受けて、本研究において、この刺胞動物に普遍的な「刺胞」による「化学攻撃」の詳細(どのような分子が?どのような役目で?)を明らかにしていく予定である。

  • 毒クラゲに刺されるとナゼ痛い?海洋危険生物による刺傷時の痛みの本質の解明

    研究期間:  2019年04月  -  2022年03月  代表者:  永井 宏史

    基盤研究(C)  研究代表者  19K06220 

    海洋生物には、毒クラゲのようにヒトとのコンタクトにより痛みを生じる被害を与えるものが数多く存在する。しかし、残念なことにいままでこの痛みがなぜ生じるかということについて科学的な検証がなされることはほとんど無かった。そこで今回、海洋生物でヒトに対して痛みの被害を与える種を中心に痛みを生じさせる物質本体の検索を行おうというものである。痛み物質の検出にはバイオアッセイを指標として用いて、痛み惹起物質本体の単離・精製を行っている。単離された化合物については分光学的手法を用いて詳細な構造解析を行う。また、各種生物活性試験を行い、この痛みを引き起こすメカニズムについて解明を行っていく。
    クラゲなどの海洋危険生物は、触れたとたんに激しい痛みをヒトに与えるものが数多く存在する。ところが、今までにこの痛みがなぜ生じるかということについて科学的な検証がなされたことはほとんど無かった。そこで我々の研究グループはヒトに対して痛みの被害を与える生物種について痛みを生じさせる化合物の検索を行ってきた。その結果、いくつかの興味深い化合物の単離ならびに構造決定に成功した。
    ハブクラゲは我が国においてその刺傷被害の激しさからもっとも危険とされる刺胞動物である。そのハブクラゲの毒液が貯まっている器官である刺胞を純粋に取り出した。またその中から毒液を取り出すことに成功した。その毒液について一定量存在するものすべてについて単離ならびに構造決定を行った。その結果、複数の刺胞の中に特異的に存在する化合物を見出すことに成功した。これらの化合物は「刺胞」が「刺胞」として存在するための鍵化学物質であると考えられる。

  • 海洋危険生物の有する痛み惹起物質の解明

    研究期間:  2016年04月  -  2019年03月  代表者:  永井 宏史

    基盤研究(C)  研究代表者  16K01911 

    海洋危険生物のなかで刺傷被害が激しく本邦では死亡症例も知られるハブクラゲを用いて研究を行った。ハブクラゲの単離した刺胞からの痛み惹起物質の探索を行った。現在、ハブクラゲの刺胞内に存在を見出した痛み惹起物質の精製法に検討を加えている。さらに、ハブクラゲ同様に炎症惹起物質の存在が知られている沖縄産のラン藻から細胞毒性などを指標として皮膚炎の原因となるアプリシアトキシンの類縁体化合物を探索した。その結果、複数の新規なアプリシアトキシン類縁体の単離ならびに構造決定に成功した。またこれらの生物活性についても評価を行った。
    本研究は海洋危険生物がもつ痛み惹起物質の詳細を解明しようというもので、世界初の試みである。予備実験の結果、海洋危険生物であるハブクラゲの刺胞内に痛み惹起物質が少なくとも一つは存在することを確認できた。また、本化合物はLC-MSの結果から既知の痛み惹起物質とは一致しなかった。さらに、痛みを伴う刺傷を引き起こす多種多様な海洋危険生物群の痛み惹起物質が単一とは考えにくいため、ハブクラゲ以外の危険生物についても痛み惹起物質の詳細を順次解明していく必要がある。新規な痛み惹起物質の解明は、その化合物を起点とした新たな痛み受容体の科学への展開など発展性を有する基盤的研究である。

  • 共生系における大型クラゲ類の生態的機能

    研究期間:  2013年04月  -  2016年03月 

    基盤研究(B)  研究分担者  25304031 

  • 未利用海洋生物資源に由来する「刺胞」からの新規機能性分子の創出

    研究期間:  2012年04月  -  2015年03月 

    基盤研究(C)  研究代表者  24510294 

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授業科目 【 表示 / 非表示

  • 担当授業(学部)

    環境生命化学Ⅱ

  • 担当授業(大学院)

    水圏環境化学特別演習

  • 水圏環境化学特別研究

  • 水圏生態化学特論

  • 海洋環境学特別研究

  • 海洋環境科学特別演習

  • 海洋環境科学特別研究

  • 生命化学