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奥村 保規 (オクムラ ヤスノリ)

OKUMURA YASUNORI

職名: 教授
所属: 流通情報工学部門
学位: 修士
学位の分野名: 経済学

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Researcher ID Researchmap OACIS著者情報

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 理論経済学

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Extensions of partial priorities and stability in school choice

    Minoru Kitahara, Yasunori Okumura , 2024年06月

    Mathematical Social Sciences , 131 , 1 - 4

    DOI

  • Corrigendum to “Efficiency and stability under substitutable priorities with ties” [J. Econ. Theory 184 (2019) 104950]

    Aytek Erdil, Minoru Kitahara, Taro Kumano, Yasunori Okumura , 2022年07月

    Journal of Economic Theory , Volume 203 (105470)

    DOI

  • Improving efficiency in school choice under partial priorities

    Minoru Kitahara, Yasunori Okumura , 2021年05月

    INTERNATIONAL JOURNAL OF GAME THEORY

    DOI

  • Rank-dominant strategy and sincere voting

    Yasunori Okumura , 2021年02月

    Theory and Decision , 90 (1) , 117 - 145

    DOI

  • On the number of employed in the matching model

    Minoru Kitahara, Yasunori Okumura , 2019年08月

    Journal of Mathematical Economics , 83 , 63 - 69

    DOI

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著書 【 表示 / 非表示

  • 都市・地域・不動産の経済分析

    隅田和人,直井道生,奥村保規 , 2014年03月

    慶応義塾出版会 , 非対称な空間競争モデルによる企業・地域の発展と衰退の分析 , 1-329

  • 広告の経済分析―ミクロ経済学的アプローチ―

    奥村保規 , 2008年03月

    三菱経済研究所 , 1-101

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 順序付けに伴うコストと非マッチの解消に配慮したマッチング制度の構築に関する研究

    研究期間:  2022年04月  -  2025年03月  代表者:  北原 稔

    基盤研究(C)  研究分担者  22K01402 

    情報技術の進歩により、大学入試や区域をまたいだ入園問題にも、臨床研修マッチングで用いられる様なアルゴリズムの適用が実行可能になっている。しかしその際には、既存手法における順位付けや受け入れ枠についての制約が、それも同時に、緩和されることが、導入に伴う実用上のコストを抑えつつ、もたらされる配分改善可能性を最大限に活かすために、大事になる。関連研究における近年の成果の統合により、実行可能な計算時間の範囲で、その緩和の可能性を探る。また、関連して、臨床研修マッチングにおける順位上げ圧力問題への行動データからのアプローチなども、将来的なデータと理論の接続も視野に入れつつ、試みる。

  • 地方における国際旅客交通政策の新たな展開と経済的影響の実証・理論研究

    研究期間:  2020年04月  -  2024年03月  代表者:  遠藤 伸明

    基盤研究(C)  研究分担者  20K01675 

    本研究は、外国航空会社・外国クルーズ船社へのマーケティング活動、旅行商品の開発、空港・港湾サービスの効率化、広域連携など、地方自治体の国際航空・国際クルーズ船と関連する国際観光の政策の事例を収集し、それらの実態を明らかにするとともに、交通・観光市場ならびに近隣の他の地域のそれらに与える影響について考察する。
    本研究は、地方自治体の国際交通旅客と関連する国際観光についての政策展開の実態と経済的影響を理論的・実証的な分析を行うものである。外国航空会社・外国クルーズ船社へのマーケティング活動、旅行商品の開発、空港・港湾サービスの効率化、地域連携などの地方における国際航空・クルーズ船と関連する国際観光についての政策の実態と特徴を明らかにするとともに、交通・観光市場に与える影響ならびに課題について実証的・理論的に考察する。本年度は大きく以下について研究を行った。第一に、上記のテーマにかかわる既存研究を詳細にサーベイ・レビューし、本研究における理論的・実証的枠組み・モデル、仮説・論点、変数ならびに変数間の関係を整理した。第二に、外国航空会社・クルーズ船社に対する地元自治体による観光地・イベントについての情報提供や広告・宣伝について、内外の商談会参加、訪問、FAMトリップへの招待、ソーシャルメディアの活用、資料の作成などの実態とそれらの数量データを収集した。それにかかわり、地方自治体にアンケート調査をおこなった。また、一部のデータについては、分析を開始した。各自治体が外国航空会社に対するエアポートセールスを積極的に取り組んでいることがうかがえる結果を得られた。第三に、クルーズ船寄港に伴う混雑・環境汚染やそれらの周辺地域への負の影響にかかわる事例を収集した。一部の事例については、水洗トイレの排水及び雑排水と固形廃棄物という生活廃棄物による社会的費用の計測などの分析を開始した。多くの人々が船上生活を行うクルーズ船からの生活廃棄物の社会的費用は大きい可能性があることが知見として得られた。
    コロナ感染拡大に伴い、研究環境が変わり、そのための対応に時間を要したためである。また、内外の学会がキャンセルされるなど、研究動向の情報収集がやや遅れたためである。
    データ収集を継続するとともに、それらの理論・実証分析に着手する。研究成果を国内・海外の学会で発表するとともに、学術雑誌に投稿する予定である。また、定期的な研究打ち合わせを行い、本研究を着実に推進できるよう進捗状況を確認する。

  • 保育所マッチングシステムに関する研究

    研究期間:  2019年04月  -  2022年03月  代表者:  奥村 保規

    基盤研究(C)  研究代表者  19K01542 

    本研究では,マーケット・デザイン論,産業組織論の知見から,議論する。これらは,現在進歩が著しい分野であるため,既存の文献をサーベイを日々行いたい。また,研究内容をまとめて論文や研究発表の形でだしたいと考える。本研究は基本的には理論研究であるが,より現実をとらえた議論をするために統計を使ったり,ヒアリングを行ったりして,実証分析にも努めたい。
    本年度は,主に保育所マッチングを含むマッチングにおける自身の好みの虚偽申告の問題を扱った。つまり,メカニズムに参加する個人ないしはグループが,自身の好みを虚偽申告するインセンティヴをもたないようなメカニズムはどのようなものかを明らかにした。
    まず,個人では虚偽申告をするインセンティヴをもたないものの,集団だと虚偽申告をするインセンティヴをもつ場合を議論している。つまり,あるメカニズムにおいて,一人では不可能なものの,何人かの応募者が結託して,彼らの好みを申告すれば,彼ら全員にとってよりよい保育所などにいくことができるということである。既存研究では,一人で虚偽申告のインセンティヴを持たないならば,どのような集団でももたない,という結論が多かったが,ここではそうでないような場合を明示できており,なぜそのような結論が成り立たないのかについても議論している。
    次に,虚偽申告にかんして耐戦略性よりも弱い概念を導入した。この概念は,個人が他の個人の好みなどについての情報を持ち合わせていない場合を想定している。また,それを簡単な投票モデルに応用して議論することで,理解を深めた。
    最後に,好みの虚偽申告以外にも,保育所などの優先順位を決定する自分の現状についての虚偽申告を議論しており,それらのインセンティヴがないようなマッチングメカニズムについて議論を重ねた。それによって,より混乱のないマッチングメカニズムを設計するための含意をえている。
    本年度は,コロナの流行により,予定されていた学会発表が中止となったり,研究打ち合わせが円滑にできなかったりといった問題が発生した。そのため,当初の予定よりは遅れ気味である。
    ただし,ZOOMなどオンラインでの学会報告や打ち合わせを行うことにより一定の成果をあげたと考える。少なくとも来年度研究するうえでの貴重な経験を得たと考える。
    特に,論文に関しては本来のテーマから派生して,個人の好みなどに関する虚偽申告について議論を重ねることができた。
    また,公刊までは至らなかったが,保育所などの優先順位のあり方について考えた論文を執筆した。また,既存研究よりも広いクラスの優先順位ルールのもとでの耐戦略的なマッチングルールを議論した。
    上述のとおり,昨年度はコロナの流行で,やや遅れ気味であった。本年度は,昨年度の反省を活かし,研究報告や研究打ち合わせに際し,ZOOMなどのITツールをさらにうまく利用して,研究を進めたい。
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    具体的には,昨年度議論した優先順位ルールをさらに一般化するとともに,耐戦略性や安定性などの性質を導けるようなメカニズムがあるかどうかを議論する。そのようなメカニズムが実現不可能であるならば,それらの性質をやや弱めたような性質を導入し,議論を続けたいと考える。また待機児童問題に関連し,マッチの数にも注目したいと考える。さらに,新たな応用例として,アファーマティヴアクションとよばれる差別されているタイプの学生を優先するような優先順位ルールや,学生の多様性に配慮した優先順位ルールなどを議論したい。
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    また,好みの虚偽申告だけでなく,応募者(児童の親など)の様々な戦略的な行動に焦点をあてたいと考える。例えば,母親が児童を保育所に入れたいがために,わざと早めに職場復帰することや,あえて所得を下げようとしたり上げようとしたりするインセンティヴなどについても考えたい。このようなインセンティヴがあることで,特に母親の人生設計に狂いが生じる可能性がある。そのため,そのような戦略的なインセンティヴをなくすことで,安心して自分らしく仕事と育児を両立できるような制度設計をするうえでの政策含意を導きたと考える。

  • 面接とマッチングの制度設計

    研究期間:  2018年04月  -  2021年03月  代表者:  北原 稔

    基盤研究(C)  研究分担者  18K01513 

  • 国際航空輸送産業における企業行動の多様化と制度の再設計についての実証・理論研究

    研究期間:  2016年04月  -  2020年03月  代表者:  遠藤 伸明

    基盤研究(C)  研究分担者  16K03612 

    本研究の主要な成果として、第一に、航空自由化に伴うネットワークの充実、複数航空会社の運航、LCCの誕生と参入などの変化は、競争促進をもたらし、航空旅客数の増加、旅行形態の多様化、地元経済の活性化に貢献している。第二に、航空会社の海外直接投資と現地航空会社の経営へのコミットメントについて、それらの背景となる要因として、費用優位性にかかわる技術力、ブランド・評判、強力なリーダーシップなどの経営資源の多寡、制度的距離・文化的距離が小さいことなどがあげられる。第三に、航空会社の提携の深化はネットワーク効果を醸成している。また、必ずしも競争阻害的な機能を発揮していない。
    本研究は、航空会社の提携の深化、多国籍投資行動、LCCの誕生と事業拡大など多様化する航空会社の企業行動ならびにそれらに関連する航空自由化、外資規制・国籍条項、独占禁止法・競争政策、国家助成などをめぐる政策課題・制度設計について包括的な研究をおこなった。また、国際比較研究の視点ならびに学際的視点を用いるとともに、定性的ならびに計量的双方からの実証分析を行い、多角的ならびに総合的に解明した。得られた知見は、航空政策とそれらの各国間の政策調整について多様な示唆を与えると思われる。

 

授業科目 【 表示 / 非表示

  • 担当授業(学部)

    産業政策論

  • 産業経済論

  • 経済学

  • 統計学

  • 担当授業(大学院)

    産業組織特論

  • 産業組織論

  • 産業組織論演習