写真a

黒瀬 光一 (クロセ コウイチ)

Kurose Kouichi

職名: 教授
所属: 食品生産科学部門
学位: 博士(理学)
学位の分野名: 理学

ホームページ

http://www2.kaiyodai.ac.jp/~kkuros0/

関連リンク

Researcher ID 産学・地域連携推進機構 研究者総覧データベース Researchmap OACIS著者情報

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • アレルギー

  • アレルゲン

  • シトクロムP450

  • 反復配列

  • 転写因子

全件表示 >>

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス / 分子生物学

  • ライフサイエンス / 応用生物化学

  • ライフサイエンス / 食品科学

  • ライフサイエンス / 免疫学

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Development of RT h-CLAT, a Rapid Assessment Method for Skin Sensitizers Using THP-1 Cells as a Biosensor

    Hiroki Koyama, Ayami Maeda, Peiqi Zhai, Keiichiro Koiwai, Kouichi Kurose , 2024年12月

    Biosensors , 14 (12) , 632

    DOI

  • Rapid and specific detection of mackerels of the genus Scomber using loop-mediated isothermal amplification (LAMP)

    Wei Cui, Hiroki Koyama, Kouichi Kurose , 2024年

    Fisheries Science , 90 (6) , 1025 - 1034

    DOI

  • A highly sensitive detection of salmonids by real-time PCR targeting salmonid-specific retrotransposon Hpa I element

    Wei Cui, Yuya Negoro, Hiroki Koyama, Kouichi Kurose , 2024年

    Fisheries Science , 90 (6) , 1043 - 1052

    DOI

  • A newly identified enzyme from Japanese common squid Todarodes pacificus has the ability to biosynthesize d-aspartate.

    Hiroki Koyama, Yui Takahashi, San Matori, Hisato Kuniyoshi, Kouichi Kurose , 2023年11月

    Archives of biochemistry and biophysics , 750 , 109809 - 109809

    DOI

  • Comprehensive and species-specific detection of mackerels of the genus Scomber in processed foods using SYBR Green-based real-time PCR

    Wei Cui, Yuki Sano, Hiroki Koyama, Kouichi Kurose , 2023年10月

    Fisheries Science , 89 (6) , 875 - 887

    DOI

全件表示 >>

著書 【 表示 / 非表示

  • 食品衛生学 第3版

    黒瀬光一、本城賢一、宮本敬久 , 2024年07月

    東京化学同人 , p93~138

  • 食品衛生学 第2版

    一色賢司、小田隆弘、黒瀬光一、宮本敬久 , 2019年03月

    東京化学同人 , p90~100、p101~131

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • カブトガニを救う新規エンドトキシン試験法の開発

    研究期間:  2024年04月  -  2027年03月  代表者:  黒瀬光一

    基盤研究(C)  研究代表者  24K05495 

    エンドトキシン(ET)は微生物由来の有害物質であり、生活環境中に普遍的に存在する。ETが血中に入ると微量でも発熱や敗血症などの生体に有害な種々の反応を、吸入すると呼吸器障害を引き起こすリスクがあるため、その適切な管理が重要となる。特に、注射剤においてはET試験が必須だが、現在主流の試験法では、生きたカブトガニから大量の採血が必要なため、動物虐待と生態系への負荷が問題視されている。このような背景を踏まえ、本研究では継代培養可能な株化細胞を用いてカブトガニに依存しない持続可能な新規ET試験法の開発を行う。

  • 動物試験に匹敵する感作性予測能を持つ新規in vitro皮膚感作性試験法の開発

    研究期間:  2021年04月  -  2024年03月  代表者:  黒瀬光一

    基盤研究(C)  研究代表者  21K02070 

    日常生活に存在する様々な(低分子の)化学物質、例えば化粧品や医薬品、の免疫学的な安全性を評価する方法の一つに皮膚感作性試験がある。動物福祉への配慮や製品開発の効率化の観点から動物試験の代替法として、現在、3種類のin vitro皮膚感作性試験法がOECDの毒性試験ガイドラインとして国際的に承認されている。しかし、安全性評価には少なくとも2種類の代替試験法を実施することが推奨されており、コストや労力の面で負担が大きい。そこで本研究では、単独のin vitro試験で動物試験に匹敵する感作性予測能と簡便性・低コスト性を兼ね備えた試験法の開発をめざし、化学物質の安全性確保に貢献する。

  • 潜在的食物アレルゲンの検出・評価システムの開発

    研究期間:  2018年04月  -  2021年03月  代表者:  黒瀬 光一

    基盤研究(C)  研究代表者  18K02220 

    本研究はタンパク質が内在する潜在的なアレルゲン性の有無や程度を検出し、アレルゲン性を評価することが可能な試験系を開発することにある。評価系として、単球様株化細胞THP-1をアレルゲンに対する応答性と増殖能を維持する細胞に分化させ、アレルゲンマーカー候補遺伝子のアレルゲンによる発現誘導をアレルゲン性の指標とする系を想定している。昨年度は、THP-1細胞のGM-CSF/IL-4刺激によって細胞増殖能を有し継代可能で、アレルゲンに対する応答性のある細胞の作製を行った。本年度は、GM-CSF/IL-4刺激を行ったTHP-1細胞のアレルゲン応答性ならびにアレルゲンの検出限界について検討をおこなった。
    GM-CSF / IL-4刺激を行ったTHP-1(処理THP-1)のアレルゲンに対する応答性を確認するために、GM-CSF / IL-4 処理後に、種々のアレルゲンタンパク質を曝露したTHP-1における、各種アレルゲンマーカー候補遺伝子(CD54, CCR7, CD83, CD80)の相対発現量をリアルタイムRT-PCR法によって解析した。その結果、処理THP-1 は、着目するマーカー遺伝子によっては、未処理THP-1 と比較して強いアレルゲン応答性を示した。しかし、未処理THP-1 でも十分にアレルゲン応答性を示すことも分かった。次いで、処理THP-1と未処理 THP-1 のアレルゲンに対する検出限界について、β-ラクトグロブリンとそば粗タンパク質を用いて検討した。その結果、処理THP-1の方が、より低濃度のアレルゲンを検出可能であることが分かった。
    一方、THP-1細胞におけるマーカー候補遺伝子の発現誘導は、自然界に広く分布している微量のリポポリサッカライド(LPS)によっても引き起こされることが判明したので、この点についても検討を始めた。
    交付申請書に記載した「研究実施計画」を実施し、一定の成果が得られているが、未処理のTHP-1と比べてGM-CSF / IL-4処理を行ったTHP-1のアレルゲン応答性が十分に高いものではなかったことと、THP-1がLPSに応答してしまう点をさらに検討する必要があるため、計画通りに進んでいない面がある。
    THP-1細胞におけるマーカー候補遺伝子の発現誘導は、自然界に広く分布している微量のリポポリサッカライド(LPS)によっても引き起こされることが判明した。LPSは被験物質であるアレルゲン試薬にも混入しているため、このままではアレルゲン特異的な発現誘導を評価できない。そこで今後は、マーカー候補遺伝子のLPS依存的発現誘導を抑制することによってアレルゲン性の評価を試みる。また、必ずしもGM-CSF / IL-4処理を行わなくても未処理のTHP-1を用いた試験系を採用可能であることが判明したので、今後の研究は未処理THP-1を用いて行う。

  • オオグソクムシの食品利用への研究

    研究期間:  2016年04月  -  2019年03月  代表者:  大迫 一史

    基盤研究(C)  研究分担者  16K07869 

    平成29年度は,オオグソクムシのかまぼこゲル形成能を明らかにした。ホモジナイズしたオオグソクムシに対して2倍量(w/v)の6.0%NaCl水溶液を加えてホモジナイズした後,シーソーシェイカーを用いて20分間氷中で振盪させた。これを遠心分離した後,上清に冷イオン交換水を加えて10倍に希釈(v/v)した後,スターラーを用いて30分間攪拌させた。攪拌後,再び10分間遠心分離し,固相を回収した。得られた固相を脱水シートに伸ばして挟み,冷蔵庫内で24時間静置した。脱水後の試料を乳鉢を用いて均一化し,別の脱水シートを用いて再び4℃の冷蔵庫内で24時間脱水した。これについて,定法でかまぼこゲルを調製した。かまぼこゲルの破断強度は40℃で120分加熱した場合,100g前後の高い値を示した。40℃で120分加熱したかまぼこゲルの破断凹み率は,60%前後と非常に高い値を示した。破断強度は魚類から調製したかまぼこゲルに比較すると値は低いものの,食品としてはとくに問題無いものが得られた。また,60℃および90℃で120分加熱したものは,破断強度,破断凹みともに,これに比べて非常に低い値を示し,内在性プロテアーゼの影響と思われた。SDS-PAGEで確認したところ,40℃で調製した加熱ゲルのタンパク質は高度に重合化していたが,60℃および90℃で加熱したもののミオシン重鎖のバンドは分解していた。
    アレルゲン性については,平成28度までの研究で,オオグソクムシ中に甲殻類・軟体動物アレルギー患者IgEと結合するタンパク質が存在することを見出した。平成29年度はそのタンパク質の性状解析を行った。水生昆虫の抗トロポミオシン抗体および甲殻類・軟体動物アレルギー患者血清を用いたイムノブロッティングにより,アレルギー患者IgEと結合するオオグソクムシの抗原タンパク質がトロポミオシンである可能性の高いことを見いだした。
    研究は当初の予定通りに進捗している。
    平成30年度では,オオグソクムシ筋肉中には他の甲殻類と同様,高いプロテアーゼ活性が見込まれるため,プロテアーゼのタイプと,この活性を抑制するための天然由来インヒビターを検索し,高品質なかまぼこゲルを得るための製造法を開発する。

  • 食物アレルゲンに対する新規評価系の構築

    研究期間:  2015年04月  -  2018年03月  代表者:  黒瀬光一

    基盤研究(C)  研究代表者  15K00812 

全件表示 >>

 

授業科目 【 表示 / 非表示

  • 担当授業(学部)

    セミナー

  • フレッシュマンセミナー

  • 化学実験

  • 卒業論文

  • 水産海洋概論Ⅱ

  • 海洋生命科学概論

  • 自己啓発型食品生産科学アドバンストプログラム

  • 食品生産科学入門実験

  • 食品衛生学

  • 担当授業(大学院)

    食品保全機能学特別演習

  • 食品保全機能学特別研究

  • 食品有害因子論

  • 食品機能利用学特別研究

  • 食品衛生化学特論