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高橋 肇 (タカハシ ハジメ) TAKAHASHI Hajime
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論文 【 表示 / 非表示 】
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Investigation of bacterial community and histamine production in fresh mackerel at low temperature storage
Grace Margareta,Ayaka Nakamura,Kazumi Nimura,Motoyuki Yamazaki,Iori Oshima,Takashi Kuda,Hajime Takahashi , 2025年09月
PlosOne , 20 (9) , 0331331
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過酢酸製剤を用いた部分肉表面の志賀毒素産生性大腸菌の殺菌方法の検討
高橋 肇 , 小森 香莉, 中村 綾花, 小池 史晃, 久田 孝, 岩本 允, 小野寺 仁, 溝脇 実央, 小林 光士 , 2025年06月
日本食品衛生学雑誌 , 66 , 39 - 45
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Effect of Peracetic Acid Formulation on Hygiene Indicator Bacteria in Cut Salads
Buren Qiqige, Taisuke Yone, Ayaka Nakamura, Takashi Kuda, Hajime Takahashi , 2025年06月
食品衛生学雑誌 , 66 , 25 - 31
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Properties of Leuconostoc lactis isolated from traditional fermented rice beverages as a starter
Hikaru Ogura, Nanase Okamoto, Ayaka Nakamura, Hajime Takahashi, Riko Kamata, Takashi Kuda , 2025年10月
Process Biochemistry , 157 , 84 - 92
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Effects of roasted burdock root tea drink on plasma liver injury indices and faecal microbiota in mice fed a high-fat diet
Sae Azuma, Mizuki Sato, Ayaka Nakamura, Hajime Takahashi, Junji Inoue, Shu Takayanagi, Madoka Nakamura, Takashi Kuda , 2025年07月
3 Biotech , 15 (8)
著書 【 表示 / 非表示 】
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食中毒と衛生管理の重要性 Core genome MLSTによる食中毒菌の汚染ルートの推定~食品を汚染した菌はどのように追跡するのか?~
高橋 肇、中村綾花 , 2021年04月
Chemical Times
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Seafood Safety and Quality Md. Latiful Bari、 Koji Yamazaki 編集
Chiniro Ohshima, Hajime Takahashi , 2018年10月
Taylor and Francis , Detection method of food-borne pathogens in seafood , 0-0
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月刊小児科
高橋 迪子、高橋 肇、久田 孝、木村 凡 , 2015年10月
金原出版 , パンがノロウイルスの感染源となりうる理由とその予防対策 , 1689-1694
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日本食品微生物学会雑誌
高橋 肇 , 2014年10月
, 新しい分子生物学的手法の応用と今後の展望 , 82-85
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イルシー
高橋 肇 , 2014年10月
, MALDI-TOFMSを用いた微生物分類と食品分野への応用性 , 29-34
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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変性リゾチームによるウイルスおよび細菌を標的としたマルチターゲット不活化剤の開発
研究期間: 2025年04月 - 2028年03月 代表者: 高橋 肇
基盤研究(B) 研究代表者 25K00739
これまでの研究において、加熱変性した卵白由来のリゾチームはノロウイルスやA型肝炎ウイルスに対すし不活化効果を有することが明らかとなっている。リゾチームは本来グラム陽性の細菌に作用する溶菌酵素であるが、変性させると構造が変化し、溶菌酵素の活性ではないウイルス不活化能を持つと考えられているが全容の解明には至っていない。
本研究では、加熱変性リゾチームのウイルス不活化メカニズムを明らかにし、その活性ドメインの決定を試みるとともに、不活化効果を有する活性ドメインを遺伝子組み換えにより大量に生成可能な方法を確立し、また、細菌への活性も持つマルチターゲット不活化剤として使用可能な製剤の確立を目指す。 -
研究期間: 2019年04月 - 2022年03月 代表者: 小関 正道
基盤研究(C) 研究分担者 19K02361
水道水は浄水場で浄水されてから各家庭に給水されている。浄水される前の原水は、地域により硬度や硝酸態窒素濃度が高く、それを浄水場で化学処理により低減化をするため、高額な費用が投入されている。または望ましいレベルまで低減化されない水が水道水として給水されている。そこで我々は藻類の生物作用によりこれらの濃度を低コストで低減化させ、安全でおいしい飲料水を作る浄水法の開発を検討することを目的に本研究を行う。原理は藻類が光合成すると水中の二酸化炭素を吸収し、その結果カルシウム分が析出し除去できることと、生育のために硝酸態窒素を吸収し水中の濃度を低減させることができることにある。
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加熱変性リゾチームを用いた水系感染症ウイルスの新規不活化法の開発
研究期間: 2017年04月 - 2020年03月 代表者: 高橋 肇
基盤研究(B) 研究代表者 17H03872
水系感染症ウイルスは、飲料水などや水産物を介して下痢や腹痛といった感染症を引き起こすウイルスであり、ノロウイルスや肝炎ウイルス、ロタウイルスなど複数のウイルスが知られている。なかでも、ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎の原因としてはトップクラスの病原体であり、環境耐性が高くさまざまな環境において長期にわたり生残するため、確実にノロウイルスを死滅させることができる不活化剤が求められている。
これまでの研究において、加熱変性したリゾチームに抗ノロウイルス効果があることを発見した。リゾチームは細菌の細胞壁に作用する溶菌酵素であるが、加熱変性することによりペプタイドとして作用することが可能になり、抗菌ペプチドの働きを持つようになると推測されている。我々はこのペプチドとして働くリゾチームの性質に着目し、リゾチームの加熱条件とノロウイルスに対する不活化効果の関係について解析を行ってきた。
本年度においては、加熱変性リゾチームの抗ウイルススペクトルを明らかとすることを目的とし、ヒトノロウイルスへの効果、A型肝炎ウイルスへの効果を確認し、後者については、食品中における効果の実証試験を行った。
ヒトノロウイルスを用いた実験では、検査センター等よりノロウイルス患者便を入手し、加熱変性リゾチームの処理前後におけるウイルス数をリアルタイムPCRにより測定することで効果の検証を行った。また、A型肝炎ウイルスを用いた実験では、ウイルスと加熱変性リゾチームの直接曝露による不活化効果の検証と合わせて、ベリー類に付着させたA型肝炎ウイルスの不活化効果も確認した。その結果、加熱変性リゾチームは、ヒトノロウイルスの複数の遺伝型、および検証した3株のA型肝炎ウイルスを不活化することが可能であり、A型肝炎ウイルスに関しては、食品中でも不活化が可能であることが明らかとなった。
初年度においては、加熱変性リゾチームの抗ウイルス効果のスペクトルの確認を実施する計画であったが、食品での検証を前倒しで行うことにより、その応用性について早い段階で効果を示すことができたため。
現段階において、加熱変性リゾチームのウイルス不活化作用の原理は判然としない。これを明らかとするため、次年度以降においては、VLPと呼ばれる疑似ウイルス粒子を作成し、加熱変性リゾチームに暴露、両者の結合を解析することでその作用機構を明らかとする予定である。
現在、ノロウイルスについては、キャプシドプロテインをバキュロウイルスを用いて人工的に発現させることで、中身のない疑似ウイルス粒子(VLP)を作成する技術が確立されている。この粒子の示す抗原性は本物のノロウイルスと変わらないため、これを用いて加熱変性リゾチームとウイルスがどのように引き合い、結合し、結果的に不活化していくのか推察できるような知見を重点的に収集することとする。また、その作用部位についても断片化したペプチドを合成するなどし、解析を進める予定である。
授業科目 【 表示 / 非表示 】
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担当授業(学部)
微生物学
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水産海洋概論Ⅰ
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水産海洋概論Ⅱ
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海洋生命科学概論
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衛生微生物学
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食品微生物学実験
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担当授業(大学院)
食品保全機能学特別演習
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食品保全機能学特別研究
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食品危害微生物制御学
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食品機能利用学特別研究