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後藤 直宏 (ゴトウ ナオヒロ)

GOTOH Naohiro

職名: 教授
所属: 食品生産科学部門
学位: 博士
学位の分野名: 工学

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http://www.hozenkagaku.com/

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Researcher ID Researchmap OACIS著者情報

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 油脂化学

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 家政学、生活科学

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Formation of Epoxy Fatty Acids in Triacylglycerol Standards during Heating

    Nishimura Kazuya, Huang Xiannan, Yoshinaga-Kiriake Aya, Yahata Yuna, Tanaka Seiya, Gotoh Naohiro, Yoshinaga Kazuaki , 2024年

    Journal of Oleo Science , 73 (5) , 637 - 644

    DOI

  • Comparison of the Catabolic Rates of Linoleic and Oleic Acid Hydroperoxides Using <sup>13</sup>CO<sub>2</sub> Expired from Mice

    Yoshinaga-Kiriake Aya, Yoshinaga Kazuaki, Miyagawa Sae, Yoshino Kanako, Tanaka Seiya, Takahashi Takumi, Kato Shunji, Ito Junya, Otoki Yurika, Nakagawa Kiyotaka, Gotoh Naohiro , 2024年

    Journal of Oleo Science , 73 (6) , 847 - 855

    DOI

  • Structure–activity relationship on selective antibacterial activity of nonionic surfactants

    Mayu Tanaka, Mina Kurose, Shigekazu Yano, Seiya Tanaka, Naohiro Gotoh, Yoshimune Nonomura , 2023年07月

    Journal of Surfactants and Detergents , accepted

    DOI

  • 脂質の構造変換法開発とそれを用いた各種脂質の機能解析

    後藤 直宏 , 2023年

    オレオサイエンス , 23 (12) , 609 - 615

    DOI

  • 脂質の化学的性質-脂質の劣化-

    後藤 直宏 , 2023年

    オレオサイエンス , 23 (4) , 221 - 226

    DOI

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著書 【 表示 / 非表示

  • 改訂第3版 油脂・脂質の基礎と応用

    後藤直宏編集 公益社団法人日本油化学会ライフサイエンス・産業技術部会著 , 2019年03月

    日本油化学会 , 編集:全体 執筆:1.1 油脂の構造、1.2 油脂の種類、1.3 油脂の化学的特徴とその意義、1.4 油脂の物理的特徴とその意義 , 1-277

  • 改訂新版 油脂製品の知識

    後藤直宏編集 公益社団法人日本油化学会 ライフサイエンス・産業技術部会著 , 2018年04月

    幸書房 , 全体 , 1-280

  • 油脂製品の知識

    後藤 直宏, 日本油化学会ライフサイエンス・産業技術部会 , 2018年

    幸書房 , 0-0

  •  油脂・脂質・界面活性剤データブック

    後藤 直宏 , 2012年07月

    丸善 , 2 油脂・脂質の種類と特徴 2.7 その他 , 76-77

  • 大豆のすべて

    後藤 直宏 , 2009年02月

    サイエンスフォーラム , 第4章第2節「大豆の成分」第4項「脂質」 , 0-0

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科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 多価不飽和脂肪酸中の炭素数および二重結合数が保健機能へ与える影響の精査

    研究期間:  2020年07月  -  2022年03月  代表者:  後藤 直宏

    挑戦的研究(萌芽)  研究代表者  20K21748 

    n-3系多価不飽和脂肪酸(PUFA)における炭素数及び二重結合数が脂質代謝機能にどのように影響を与えるかを明らかにする。これまで天然に存在するn-3系PUFAで研究を行ってきた結果、n-3PUFAの構造中の炭素数が増えるに従い、さらに二重結合数が増えるに従い、肝臓脂肪蓄積抑制能や血中アディポネクチン増加能が強くなることを明らかにしてきた。そこで本研究では、さらにn-3系PUFA中の炭素数や二重結合数が増えることでこれら保健機能が高まると考え、天然には存在しない、炭素数24、二重結合数7(24:7)、炭素数26、二重結合数7(26:7)を合成し、その保健機能を精査することを目的とした。

  • 天然油脂の構造を壊すことなく安定同位体ラベル化する手法の開発とその応用

    研究期間:  2018年04月  -  2020年03月  代表者:  後藤 直宏

    挑戦的研究(萌芽)  研究代表者  18K19733 

    油脂の主成分はグリセリンに脂肪酸が3つ結合をしたトリアシルグリセロール(TAG)である。機能性油脂として魚油、シソ 油などが知られているが、摂取した油脂由来の脂肪酸が体の組織に取り込まれているのかを確認する術はない。本研究では、TAGに結合している脂肪酸のα位炭素結合水素2つをTAG構造を破壊せず重水素ラベル化し、天然に存在する脂肪酸より分子量が2つ大きくなる方法を探索した。合成条件検討は、TAGであるトリオレインと重水素化メタノールを混合し、様々な種類の塩基性触媒および酸性触媒を加えて行った。合成確認は質量分析計を用いた。結果、TAGの構造を破壊することなく重水素化することは出来なかった。
    本研究で油脂の主成分であるトリアシルグリセロール(TAG)に結合している脂肪酸の分子量をTAGの構造を破壊することなく重水素で2つ大きくする方法を探索した。結果、試みたすべての合成条件でTAGの分子構造を破壊することなく重水素化することは出来なかった。この方法でTAGの分子量を増やすことが出来れば、例えば健康食品で話題のシソ油由来の脂肪酸が本当に体内に残り、保健機能を発揮しているかを質量分析器を用いて確認できたはずである。このように、イメージだけでなく本当に体内の組織に組み込まれ機能するかを確認する方法は存在せず、完成すれば混とんとした機能性油脂市場に確実な情報を与えることが出来たはずである。

  • 魚油が特異的に含む各種長鎖モノエン型脂肪酸位置異性体と体脂肪蓄積抑制能の関係解明

    研究期間:  2016年04月  -  2020年03月  代表者:  後藤 直宏

    基盤研究(B)  研究代表者  16H03034 

    魚油はDHAやEPAなどのn-3系長鎖多価不飽和脂肪酸(n-3PUFA)を特異的に含むことを特徴とする油脂である。n-3PUFAは血中中性脂肪低下、肝脂肪低下などの保健機能を有することから、魚油は機能性油脂として注目を浴びてきた。ところが近年、魚油のもう1つの特徴として知られる長鎖モノエン型脂肪酸(LC-MUFA、二重結合数1つの脂肪酸)にも肝脂肪や体脂肪蓄積抑制能などの保健機能が備わっていることが明らかにされた。そこで本研究では、炭素数18、20、22の長鎖モノエン型脂肪酸(LC-MUFA、二重結合数1つの脂肪酸)を有機合成し、LC-MUFAの構造の違いと保健機能の関係を精査、さらにn-3系多価不飽和脂肪酸(n-3PUFA)との相乗作用を明らかにすることで、「魚食」のさらなる高付加価値化を目的として研究を開始した。平成28年度は、炭素数20のLC-MUFA異性体(c5-20:1、c7-20:1、c9-20:1、c11-20:1、c13-20:1、c15-20:1)および炭素数22のLC-MUFA異性体(c7-22:1、c9-22:1、c11-22:1、c13-22:1、c15-22:1)を100 mg以上確保することを第1の目的とし、各種LC-MUFAの有機合成を行った。結果、天然に存在する全ての種類のLC-MUFAを100 mg以上確保するに至った。さらに合成したLC-MUFAを標準サンプルとして海洋性魚介類中におけるLC-MUFA異性体分布をGC-FIDを用いて精査した。結果、赤道周辺に生息する魚介類にはLC-MUFAの存在量が少ないことを明らかにした。平成29年度は、合成したc5-20:1、c7-20:1、c9-20:1、c11-20:1、c13-20:1、c15-20:1を3T3-L1細胞へ添加し、脂質合成系および脂質燃焼系の酵素活性、mRNA発現量、および各種脂質クラス蓄積量を比較した。結果、c15-20:1は他のc-20:1と比較して有意に脂質蓄積能を低下させ、これはc15-20:1が脂質合成を低下させ、さらにβ酸化を惹起した結果と考察した。これらの結果から、LC-MUFA中二重結合存在位置は脂質代謝へ影響を与えることを明らかにした。
    細胞試験により炭素数20のLC-MUFA異性体(c5-20:1、c7-20:1、c9-20:1、c11-20:1、c13-20:1、c15-20:1)が有する保健機能を確認でき、さらに現在、炭素数22のLC-MUFA異性体(c7-22:1、c9-22:1、c11-22:1、c13-22:1、c15-22:1)の研究も進めている。今後、この結果を元に動物試験へと移行する予定である。このような現状より、「概ね順調に進展している」と判断した。
    今後は、炭素数22のLC-MUFA異性体(c7-22:1、c9-22:1、c11-22:1、c13-22:1、c15-22:1)、さらには炭素数18のLC-MUFA異性体13種類(c4-18:1~c16-18:1)の細胞試験を行い、その結果を元に、脂質合成能を低下させた異性体の動物試験を実施する予定である。

  • 溶媒を使用しない食品の酸化安定性確認試験方法の開発

    研究期間:  2014年04月  -  2017年03月 

    挑戦的萌芽研究  研究代表者  26560042 

  • 転写因子賦活による骨格筋の代謝および運動機能の向上と肥満関連肝疾患の発症予防

    研究期間:  2012年04月  -  2014年03月 

    挑戦的萌芽研究  研究分担者  24659104 

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授業科目 【 表示 / 非表示

  • 担当授業(学部)

    セミナー

  • 卒業論文

  • 有機化学Ⅱ

  • 海洋生命科学概論

  • 食品保全化学

  • 食品化学実験

  • 担当授業(大学院)

    食品保全化学特論

  • 食品保全機能化学

  • 食品保全機能学特別演習

  • 食品保全機能学特別研究

  • 食機能保全科学基礎論Ⅰ

  • 食機能保全科学基礎論Ⅱ