論文 【 表示 / 非表示 】
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Unicellular and multicellular developmental variations in algal zygotes produce sporophytes
Yusuke Horinouchi, Tatsuya Togashi , 2023年10月
Biology Letters , 19 (10)
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Mitochondrial uniparental inheritance achieved after fertilization challenges the nuclear–cytoplasmic conflict hypothesis for anisogamy evolution
Tatsuya Togashi, Geoff A. Parker, Yusuke Horinouchi , 2023年09月
Biology Letters , 19 (9)
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Unicellular and multicellular developmental variations in algal zygotes produce sporophytes.
Yusuke Horinouchi, Tatsuya Togashi , 2023年
Biology Letters , 19 (20230352)
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海産緑藻の生活環多様化の理解に向けて
堀之内 祐介 , 2023年
日本生態学会誌
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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研究期間: 2023年04月 - 2026年03月
若手研究 研究代表者 23K14260
海藻を含む多くの植物の生活環では、受精卵に相当する接合子が多細胞で複相の胞子体に発生する。一部の植物では接合子は、単細胞体に発生する。このような生活環の違いが生じた理由は不明な点が多い。研究代表者は、近年、アオサ藻綱の海産緑藻類でこれらの中間的な生活環に見える種内多型を発見した。本課題では、この特異な種内多型に着目し、その進化維持機構を数理モデルと検証実験により明らかにすることで、種内多型を含む異なる生活環は環境適応の結果生じたのかを検証する。
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緑藻で発見した多細胞発生多型から胞子体世代の進化的起源に迫る
研究期間: 2022年04月 - 2024年03月
研究活動スタート支援 研究代表者 22K20644
多くの植物は胞子体と呼ばれる複相(2N)の接合子から発生する多細胞の体を持つ。植物の祖先は、単相(1N)の胞子が発生した多細胞の体である配偶体が主要な体だと考えられている。近年、胞子体の進化的起源として、配偶体の多細胞発生を司る遺伝子系が複相世代に流用され胞子体が獲得されたという仮説が着目されている。本課題では、祖先的な緑藻エゾヒトエグサで発見した接合子の発生多型を詳しく調べ、遺伝子系流用により胞子体が獲得された証拠の獲得を目指す。