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内田 圭一 (ウチダ ケイイチ) UCHIDA Keiichi
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論文 【 表示 / 非表示 】
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Development of a ship-based camera monitoring system for floating marine debris
Ruofei Yang *, Keiichi Uchida , Yoshinori Miyamoto , Hisayuki Arakawa , Ryuichi Hagita , Tetsutaro Aikawa , 2024年03月
Marine Pollution Bulletin , 206 , 116722
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Abundance and potential sources of floating polystyrene foam macro- and microplastics around Japan
Mao Kuroda, Atsuhiko Isobe, Keiichi Uchida, Tadashi Tokai, Toshihide Kitakado, Miho Yoshitake, Yoshinori Miyamoto, Tohru Mukai, Keiri Imai, Kenichi Shimizu, Mitsuharu Yagi, Takahisa Mituhasi, Akimasa Habano , 2024年03月
Marine Pollution Bulletin , 925 , 171421
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超音波テレメトリーでモニターされた大型定置網の箱網容積に及ぼす流況の影響について
野呂 英樹, 内田 圭一 , 秋山 清二, 宮本 佳則, 東海 正, 髙松 敦, 田中 友樹 , 2023年11月
水産工学 , 60 (3) , 104 - 116
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我が国沖合海域における海洋プラスチックごみ調査の規準化およびデータベース整備
内田 圭一, 萩田 隆一, 向井 徹, 今井 圭理, 清水 健一, 八木 光晴, 山中 有一, 三橋 廷央, 磯辺 篤彦, 黒田 真央 , 2023年09月
日本水産学会誌 , 89 (5) , 394 - 397
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東シナ海陸棚斜面上のトロール漁獲物で優占する4 魚種に対する コッドエンド選択性
東海 正, 塩出 大輔, 服部 朗, Mahjoub Mohamed Salah, 内田 圭一, 野田 明, 林 敏史, 宮崎 唯史 , 2023年06月
水産工学 , 60 (1) , 9 - 16
著書 【 表示 / 非表示 】
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Proceedings of the 15th International Symposium on Origin of Matter and Evolution of Galaxies (OMEG15), July 2-5, 2019, Kyoto, Japan
International Symposium on Origin of Matter and Evolution of Galaxies, Kawabata T., Itagaki N., Kanada-En'yo Y., Maeda K., Nishimura N., Ogata K., 嶋 達志, Tamii A., Terada K., Uchida H., Yamaguchi H., Yoshida K. , 2020年
Physical Society of Japan , 0-0
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バイオロギング シリーズ2 動物たちの知られざる世界を探る
日本バイオロギング研究会 , 2018年12月
京都通信社 , 前後自在に体をくねり、仕掛けた餌を盗み食うアナゴ , 33-37
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水産と海洋の科学
全国高等学校水産教育研究会[編] 東京海洋大学/東海大学/海洋研究開発機構[協力] 執筆者16名 , 2014年04月
海文堂 , 第5節 船の役割 , 52-62
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最新水産ハンドブック(島一雄他編)
島一雄ほか , 2012年10月
講談社 , 測位装置 , 105-106
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東京湾の魚類
河野 博 (監修), 加納 光樹 (編集), 横尾 俊博 (編集) , 2011年10月
平凡社 , 江戸前寿司の定番(マアナゴ)の生態と漁業 , 0-0
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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研究期間: 2022年04月 - 2025年03月 代表者: 荒川 久幸
基盤研究(B) 研究分担者 23K24973
海洋におけるマイクロプラスチック(以下MPs)の分布の状況は理解されてきた。しかしながら、MPsの形成から分布に至るまでの時空間的な動態は理解されていない。本研究は、MPsの劣化を調べることにより、MPsの経歴を解明するものである。日本沿岸(海域、海底、海岸)におけるMPsの劣化指標(CI)の空間分布および劣化への生物作用の影響を調査・実験し、明らかにする。この結果をもとに、海洋の粒子拡散モデルからMPsの浮遊時間および経路を推定し、東アジア海域および北西太平洋海域でのMPsの流出起源を解明する。
本研究は、海洋のマイクロプラスチック(以下MPs)の劣化度(カルボニルインデックス(以下CI)および粒径等)を調べ、浮遊の時間および海域における履歴を明らかにすることも目的としている。研究内容は、第一に日本沿岸(海域、海底、海岸)におけるMPsの劣化指標(CI)の空間分布をMPsの種類別、サイズ別に明らかにする。第二に生態系に取り込まれたMPsがどのように劣化するのか解明する。第三にMPsの劣化指標を基にして海洋の粒子拡散モデルからMPsの浮遊時間および経路を推定し、東アジア海域および北西太平洋海域でのMPsの流出起源を解明する。
第一の内容として、まず、赤外分光分析(以下FTIR)によるCIの測定は様々な手法が提案されている。それらの手法を試した結果、MPsのCIを求めるためにはSAUB法(Almond et al., 2020)が適していることを見出した。2022年度では、SAUB法を用いて、従来からサンプリングしている日本近海における海表面のMPs(約3000個)について、polyethylene (PE) およびpolypropylene (PP) のMPsのCIを測定した。MPsの性質(色および形状)とCIとの関係、粒子サイズとCIとの関係を検討した。これらの結果、測点ごとのCIと粒子サイズに負の関係があることを見出した。すなわち、大きなサイズのMPsの海域のCIは小さく、小さなサイズのMPsの海域のCIは大きかった。さらに微細なMPs (50-350 um; 以下SMPs)のCIを調べたところ、非常に高いCIを示した。このことより、海洋のMPsの劣化度はCIで評価できることが確認された。
第二の内容として、鶴見川河口で様々な生物相からMPsを採取しその取り込み状況の把握を行ったところ、甲殻類で比較的多かった。これは餌料(藻類)からの摂取と考えられた。
第一の内容として、2022年度の研究では、日本沿岸の海面、海水、海底のMPsを採取し、MPsの性質とCIをFTIRによって調べた。性質の計測項目はポリマータイプ、サイズ、形状および色とした。海面のMPsでは従来から採りためたものを再計測し、CIと各種性質との関係を解析した。これらの結果は論文として印刷公表した。また7月に日本海において航走し、表層・亜表層(水深4m)の微細なMPs(50-350 um)を含むMPsを採取、抽出した。これらのサンプルのMPs濃度、ポリマータイプ、サイズを分析中である。また気仙沼の底泥のMPsの採取を行い、そのSMPs濃度の分析を進めている。一方、大阪湾のコアサンプルからSMPsを取り出し、その分析及びCI計測の準備を行っている。同時に、Pb-210, Cs-137を測定することによりMPsの鉛直的(経時的)な濃度変化を把握するための試料の調整を行っている。さらに海岸でのMPsのサンプリング手法を決定するために、定量手法を検討している。
第二の内容として、鶴見川河口で様々な生物相(甲殻類、魚類、貝類、多毛類、藻類計 10 種)からMPsを採取しその取り込み状況の把握を行った。藻類への付着が非常に多いこと、藻類食性甲殻類で比較的取り込みが多いことが分かった。このことから、甲殻類への取り込みは餌料(藻類)からの摂取と考えられた。この内容は結果を取りまとめ、口頭発表(日本水産学会2023春季大会)を行った。またプラスチック汚染沿岸域の泥とPVCフィルムを混合して2および4カ月で振盪した結果、真菌用培地を用いて2カ月振盪した条件でフィルムの3%重量減少が確認された。重量減少した培地から27株のコロニーを単離していた。
第一の内容として、2023年度には、従来採りためたサンプルの内、微細な粒子に的を絞り顕微FTIRで赤外吸光を測定し、SAUB法でSMPsのCIを明らかにする。日本沿岸(東京湾、東海沖、日本海および三陸沖)の表層、亜表層のMPsを採取し、CI計測と性質に関するデータの整理を行う。海底のサンプル採取はすでに三陸および大阪湾で行われた。これらのサンプルのMPs濃度、CIを測定する。同時に大阪湾のコアサンプルではPb-210, Cs-137の計測から堆積年代を推定し、それらのMPsのCIと対応させて、底泥中でのMPsの劣化を解明する。日本各地の水産高校生の協力を得て、日本沿岸(沖縄、長崎、山口、高知、新潟、北海道など)の海岸のサンプル採取を行い、MPs濃度とCI計測を実施する。
第二の内容として、沿岸干潟域における各種生物相が取り込んだMPsが得られたことから、それらのMPsのCIの分析を行う。生物成育環境(底泥、海水)のMPsのCIとの比較から生物による劣化度の変化について検討する。またプラスチック汚染沿岸域からPE、PP、PSの分解菌を探索する。海中浸漬したPE、PP、PS、PVCフィルムから分解菌を探索するとともにプラスチック表面の劣化を評価する。
第三の内容として、海面、海水、海底、海岸のMPsの劣化指標(CI)を基にして海洋における劣化の経時的な変化を把握する。この結果と、MPsの海洋の粒子拡散モデルからMPsの浮遊時間および経路の推定を考え合わせることにより、東アジア海域および北西太平洋海域でのMPsの流出起源および海洋での挙動を解明する。
これらの成果は論文印刷、学会発表、および公開シンポジウムで広く社会へ公表する。 -
微細マイクロプラスチックの動態を含む海洋プラスチック循環の包括的解明
研究期間: 2021年07月 - 2026年03月 代表者: 磯辺 篤彦
基盤研究(S) 研究分担者 21H05058
本研究課題では、プラスチックごみとして海域に流出してのちの最終的な行方が不明であるマイクロプラスチック (MP, サイズ<5 mm)や、さらに破砕を重ねた微細MP(<1~2 mm)について、劣化と破砕による発生量や、実海域での存在量、海洋生物への吸収量や影響評価、海岸や海底への吸収量を、実験と現場観測によって定量し、これらを諸過程を統合した数値シミュレーションモデルを構築することで、全球の海洋プラスチック循環の全体像を把握し将来予測を行う。
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フェノール系内分泌攪乱化学物質の都市水域への負荷源解析、動態把握、歴史変遷の解明
研究期間: 2020年04月 - 2025年03月 代表者: 高田 秀重
基盤研究(A) 研究分担者 20H00627
新規および既知内分泌攪乱化学物質を包括的に高感度で分析する方法を開発し、水環境中の分布を明らかにし、各化学物質の内分泌攪乱ポテンシャルを明らかにする。代表的な内分泌攪乱化学物質のビスフェノール化合物に焦点を当て、その負荷源として、廃棄物埋立処分場の浸出水に注目し、その寄与を定量的に評価する。環境負荷のプロキシとして柱状堆積物に注目し、大都市沿岸閉鎖性海域で柱状堆積物を採取しその分析から、各種化学物質汚染の歴史変遷を明らかにする。さらに、東南アジアやアフリカ等、経済的発展途上国へも調査を展開する。モニタリング結果に基づきポリマーの分解と添加剤の溶出の二つの起源を評価し、汚染低減策の提案を行う。
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海洋マイクロプラスチック採集の標準化に向けたニューストンネット採集特性の解明
研究期間: 2020年04月 - 2023年03月 代表者: 東海 正
基盤研究(B) 研究分担者 20H03060
本研究では、海洋におけるマイクロプラスチック(MPs)を採集する際に標準的に用いられるニューストンネットの採集特性を明らかにして、MPsの大きさ別の推定密度の精度向上を図り、ニューストンネットによるMPs採集方法の標準化に貢献する。
このために、仕様の異なるニューストンネット(ニューストンネットやマンタネット、標準的に用いられる0.33mmやその他目合)の網目選択性を表す特性曲線のパラメータを比較操業実験から推定する。また、回流水槽での実物実験やCFDを用いて、海表面を曳網される際の網内外の流速分布を求め、濾水効率を推定する。これらの結果をもとに、ネット採集数と濾水量からの補正方法を提示する。 -
尾腺ワックスを用いた鳥類のプラスチック汚染のグローバルサーベイランス
研究期間: 2016年04月 - 2020年03月 代表者: 高田 秀重
基盤研究(A) 研究分担者 16H01768
世界15地域(グリーンランドのシオラパルク, ベーリング海のセントローレンス島とプリビロフ島, 大西洋のアゾレス諸島, 太平洋のハワイ諸島とガラパゴス諸島,西オーストラリア,東オーストラリアのフレーザー島, タスマニアのビッグドッグ島,ニュージーランドのオークランド,インド洋亜南極のマリオン島,大西洋亜南極のゴフ島等)で採取された39種164個体の尾腺ワックスを分析した。尾腺ワックスはガラスフィルターで尾腺を拭き取って採取された。尾腺ワックスを有機溶媒で抽出した。抽出液をゲル浸透クロマトグラフィーにて精製した後,10%水不活性化シリカゲルクロマトグラフィー、活性化シリカゲルクロマトグラフィーにて精製・分画した。PCBs, 有機塩素系農薬,臭素系難燃剤(PBDEs, DBDPE, TBB, BTBPE, HBCD)をGC-ECDにて,ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(BTs), フタル酸エステル類をGC-MSにて,ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(BPs), 臭素系難燃剤(TBBPA)をGC-ITMSにて同定・定量した。
BDE209, DBDPEは19種33個体から検出された。 フタル酸エステル類は7種14個体で検出された。併せると、23種51個体でBDE209, DBDPE, フタル酸エステル類のいずれかが有意に検出され,分析個体の34%で摂食プラスチックから体組織への化学物質の蓄積が起きていたことが示唆された。紫外線吸収剤の測定結果から,BP12とUV234はプラスチック由来で海鳥に蓄積した可能性が示唆された。この両者も加えると、分析個体の50%で摂食プラスチックから体組織への化学物質の蓄積が起きていたと推定される。
摂食プラスチックから鳥組織への添加剤の移行を実証するための飼育実験を新潟県粟島で行った。得られた試料は2018年度に分析予定である。
尾腺ワックス中の多種のプラスチック添加剤の分析法を開発した。海外の研究者のネットワークを通して、世界各地から尾腺ワックスを集めた。それらの試料のうち、世界15海域の39種164個体の尾腺ワックスを開発した手法で分析し、プラスチック添加剤を検出しており、サーベイは順調に進んでいると評価される。また、飼育実験も実施し、多数の試料を得た。
これまでに得た試料を昨年度までに確立した分析方法で分析する。
アメリカ大陸中心に試料の収集を行う。
昨年度実施した飼育実験で得られた試料の分析を行う。
授業科目 【 表示 / 非表示 】
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担当授業(学部)
乗船実習Ⅰ
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情報リテラシー
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担当授業(大学院)
応用情報工学
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海洋資源エネルギー学特別演習
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海洋資源エネルギー学特別研究
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環境テクノロジー学特別演習
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環境テクノロジー学特別研究
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環境保全システム学特別研究
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担当授業(専攻科)
航海学
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航海学演習