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論文 【 表示 / 非表示 】
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The genus Caloglossa (Delesseriaceae, Rhodophyta) along the Pacific coast of Colombia: first record of Caloglossa intermedia for the Pacific Ocean
Gavio, B. & Kamiya, M. , 2025年07月
Nova Hedwigia , 121 (1-2) , 1 - 10
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Estimation of foraging grounds based on morphological and molecular analyses of green turtle diets
Sasamori, R., Kondo, S., Kitayama, C., Sadakane, K., Suzuki, H. & Kamiya, M. , 2025年05月
Marine Ecology , 46 (3) , e70026
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The genetic legacy of a global marine invader
Sotka, E. E., Carnegie, R., B., James T. Carlton, J. T., Couceiro, L., Crooks, J. A., Endo, H., Hayford, H., Hori, M., Kamiya, M., Kanaya, G., Kochmann, J., Lee, K-S, Lees, L., Miller, H., Nakaoka, M., Pante, E., Ruesink, J. L., Schwindt, E., Strand, Å., Taylor, R., B., Terada, R., Thiel, M., Yorisue, T., Zacherl, D. & Strand, A. E. , 2025年04月
Proceedings of the National Academy of Sciences , 122 (15) , e2418730122
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Gomphonemopsis costata (Bacillariophyta), a New Marine Gomphonemoid Diatom from Japan
Yoshinaga, S., Sugawara, K., Kamiya, M., Osada, K. & Suzuki, H. , 2025年02月
The Journal of Japanese Botany , 100 (1) , 61 - 77
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Exploring the impact of the widely introduced Pacific oyster Magallana gigas on the dispersal of Bonamia (Haplosporida): A global snapshot
Hill-Spanik, M. K., Rothkopf, H., Strand, A., Carnegie, R., B., Carlton, J. T., Couceiro, L., Crooks, J. A., Endo, H., Hori, M., Kamiya, M., Kanaya, G., Kochmann, J., Lee, K-S, Lees, L., Nakaoka, M., Pante, E., Ruesink, J. L., Schwindt, E., Strand, Å., Taylor, R., B., Terada, R., Thiel, M., Yorisue, T., Zacherl, D. & Sotka, E. E. , 2025年02月
Diseases of Aquatic Organisms , 161 , 39 - 46
著書 【 表示 / 非表示 】
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現代おさかな事典 第二版:漁場から食卓まで
奥谷喬司監修 , 2024年03月
エヌ・ティー・エス
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Japanese marine life : a practical training guide in marine biology
稲葉, 一男, Hall-Spencer, Jason M. , 2020年
Springer , 0-0
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Syllabus of Plant Families: Part 2/2. Photoautotrophic eukaryotic Algae Rhodophyta.
1. Kamiya, M., Lindstrom, S. C., Nakayama, T., Yokoyama, A., Lin, S.-M., Guiry, M. D., Gurgel, C. F. D., Huisman, J. M., Kitayama, T., Suzuki, M., Cho, T. O. & Frey, W. , 2017年06月
Borntraeger Science Publishers , Rhodophyta; Characterization and relationships Florideophyceae; Characterization and relationships, Ahnfeltiophycidae, Corallinophycidae, Nemaliophycidae, Rhodymeniophycidae , 1-171
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「海藻の疑問50(みんなが知りたいシリーズ)」
田中次郎ほか17名 , 2016年06月
成山堂書店, , Q35:海藻は海以外でも見られるの?, Q36:海藻はどうやって外敵から身を守っているの?, Q38:海藻に寄生する海藻っているの? , 1-168
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藻類ハンドブック
渡辺, 信 , 2012年07月
エヌ・ティー・エス , 0-0
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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研究期間: 2022年04月 - 2025年03月 代表者: 鈴木 秀和
基盤研究(C) 研究分担者 22K05800
河口・汽水域という高機能生態系をいかに維持,修復,そして創出するかを検討することは水産学及び環境保全科学において重要な課題である。そのためには,河口・汽水域生態系の仕組みを総合的に理解し,調和を保ちながら,生産力を引き出す新しい技術の発想が不可欠である。底生珪藻類は河口・汽水域生態系の出発点である基礎生産者として複雑な食物網を支える重要な存在であり,その実態・動態を把握することは,これらの問題解決の糸口となる。本研究は,底生珪藻の多様な生存戦略と適応様式に係わる諸機能を解明し,それらに基づいた持続的な河口・汽水域の生物生産維持と環境保全技術の開発・改善へ結びつける基礎的取り組みである。
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研究期間: 2019年04月 - 2022年03月 代表者: 鈴木 秀和
基盤研究(C) 研究分担者 19K06205
本研究の基盤は,多種多様なサンゴが構造的・機能的柱をなし,様々な生物群集により構成されるダイナミックな生態系である。その修復・創出にあたっては,衰退・消失原因の除去と緩和と共に,これをいかに再現するかを検討することも必要である。付着珪藻はこの高機能生態系の基礎生産者として食物網を支える重要な存在である一方,基質サンゴ白化に関わる害藻として厄介者でもある。それゆえ付着珪藻の実態・動態を把握することは問題解決の糸口となる。本研究は付着珪藻の多様な生存戦略と適応様式に係わる諸機能を解明し,それらに基づいた持続的なサンゴ礁の環境保全技術の開発・改善へ結びつける応用的研究のファーストステップである。
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同形世代交代型紅藻を用いた単相・複相世代の生理生態学的および集団遺伝学的比較研究
研究期間: 2019年04月 - 2022年03月 代表者: 神谷 充伸
基盤研究(C) 研究代表者 19K06806
単相あるいは複相の生物が生態的に有利な点については諸説あるが、系統的あるいは形態的にかけ離れた単相・複相生物を比較しても、核相の違いによる影響を正確に評価するのは困難である。この点において、単相世代と複相世代の形態が同じ同形世代交代型海藻類は、核相による適応度の違いを解明するのに好都合な研究材料である。本研究では、同形世代交代型のスギノリ科紅藻を対象に、単相世代と複相世代の割合(世代比)を季節や生育環境ごとに調査するとともに、藻体の物理・化学・生理特性や遺伝的な集団構造を世代間で比較する。得られた結果から、世代比の偏りをもたらす要因を特定し、各環境ごとに核相による適応度の違いを明らかにする。
これまでの調査で、ツノマタは胞子体、イボツノマタは配偶体が優占することが明らかになったため、今年度は,両種が同所的に生育している地点で世代比調査を実施するとともに、世代比が真逆になる要因について現地調査により検証した。
関東沿岸域の6地点(銚子・安房小湊・館山・城ヶ島・真鶴・下田)で採取した藻体について配偶体率(採集個体のうち配偶体が占める割合)を調べたところ、ツノマタが40%以下だったのに対し、イボツノマタは60%以上であった。
藻体の水分含有量は,両種とも配偶体が1~3%高い値を示した。城ヶ島での調査により、潮間帯上部は下部に比べてイボツノマタの配偶体率が約30%高かったことから、より水分含有量の高い配偶体の方が乾燥に対する耐性が高く、干出しやすい高所ほど配偶体が優占しやすい可能性が示唆された。
成熟率に関して、ツノマタは配偶体(80~100%)と胞子体(55~100%)で大きな違いは見られなかったが、イボツノマタでは多くの採集地において配偶体(10~72%)よりも胞子体(50~100%)の方が成熟率は高かった。
現地において藻体の破断強度を調べたところ、イボツノマタはツノマタよりも約4~5倍の破断強度を示した。イボツノマタでは、配偶体は胞子体よりも破断強度が有意に大きかったことから、これがイボツノマタの配偶体が優占する要因の一つと考えられる。
以上の結果より、同所的に生育している2種間で優占する世代が異なることが明らかになり、藻体の破断強度の違いが世代比に影響する可能性が示唆された。
コロナ禍で出張制限があり、計画通り採集・調査を実施できなかったが、制限解除後になんとか調査を実施した。これまでの分布情報を元に、2種が同所的に生育している場所を探し、2種間の比較が行えた。藻体の物性実験については、何度か試行錯誤し、現地において必要十分な藻体を対象に実験を実施した。
生育水深によって世代比が異なること、生育環境によってツノマタあるいはイボツノマタしか生育していないことなどが示されたため、さらに多くの地点で世代比調査を行い、世代比が変動する環境要因の特定を目指す。また、両種とも季節によって世代比が大きく変動しないため、栄養生殖によって個体群が維持されている可能性が考えられる。そこで、両種が同所的に生育している一定区画を坪刈りし、そこに胞子が新規参入して世代比が逆転するかを検証する。藻体の破断強度が種間・世代間で異なることが分かったため、藻体の寿命が種や世代によって異なるかを検証するため、一定数の藻体をタグで標識し、一定期間の生残率を算出することで、優占する世代が異なる要因を探る。 -
アルキルグリセロ脂質の緑藻種間分布調査-タテヤママリモ発、脂質生化学の新展開
研究期間: 2018年04月 - 2021年03月 代表者: 奥 直也
基盤研究(C) 研究分担者 18K05827
前年度の調査の結果、SQGE (SulfoQuinovosylGlyceryl Ether; 前年度のSQAG, SulfoQuinovosylAlkylGlycerol より改称した) の分布がアオミソウ科に限定されている可能性が極めて高いと考えられたことから、今年度はさらに未調査の2属を採集して含有の有無を調査することにした。スガイ (Lunella coreensis) 10頭を高岡市雨晴海岸にて採集し、カッターナイフにて貝殻表面をこそげ、カイゴロモ(Pseudocladophora conchopheria) を含む試料280 mgを得た。また研究分担者の尽力により、飼育中のカミツキガメ(Chelydra serpentina)、カブトニオイガメ (Sternotherus carinatus)、およびオオアタマヒメニオイガメ(Sternotherus odoratus)2頭の甲羅に着生していたキッコウジュズモ (Basicladia sp.) の藻体試料計4検体を入手することが出来た。藻体量は最小で162. 7 mg、最大で1.79 gといずれも少なかった。これらを前年度に確立したSQGE検出法に供して抽出、順相クロマトによる分画を経てエキス試料を分析したところ、全ての試料からSQGEを検出した。以上の結果より、前年度の予想どおり、SQGEがアオミソウ科 (Pithophoraceae) に特有の成分であることがほぼ確定的となった。
カイゴロモ(Pseudocladophora conchopheria)およびキッコウジュズモ(Basicladia sp.)を入手し、分析に供せたことは大きな進展だったが、アルキルグリセロールのキラル分析システムが導入できていない点を鑑み、全般的に進捗に遅れがあると判断した。
アオミソウ科 (Pithophoraceae) の中で最もタテヤママリモ (Aegagropilopsis moravica) に近縁であるマリモ (Aegagropila linnaei) がSQGEを含む可能性は非常に高いが、これを実際の試料で確認する。さらにこれまでに収集したすべての緑藻試料も同様の分析に供し、SQGEの分布が同科に限られるか否かを明らかにする。また、アルキルグリセロールのキラル分析システムを導入し、これまでにSQGEの含有が認められた検体中のアルキルグリセロール分子種の同定を行う。 -
緑藻スジアオノリのヘテロ接合型無性生殖個体に関する進化生態学的研究
研究期間: 2015年04月 - 2019年03月 代表者: 神谷 充伸
基盤研究(C) 研究代表者 15K07194
これまでの研究により、三方五湖に生育するスジアオノリは、塩濃度環境が異なる水域間でhsp90遺伝子型の遺伝子頻度が明確に異なっていること、遺伝子型にかかわらず、上流域(塩濃度は3psu以下)で採集される藻体は生殖細胞が正の走光性を示し、下流域(塩濃度は0psuから30psuまで大きく変動)で採集される藻体は負の走光性を示す傾向があることが明らかとなった。今年度は、水域間で見られる遺伝子頻度の違いが生殖細胞の分散能力や走光性の違いと関連しているのかを明らかにするため、三方五湖の上流域と下流域に3日間連続でスライドガラスを設置・回収し、そこに付着した生殖細胞の遺伝子型を調べ、各水域の各遺伝子型の供給の有無を調べた。
その結果、下流域において、88サンプルの遺伝子型を特定でき、藻体が検出されていたB0/C0型・B6/C0型が78.4%を占めたが、上流域でしか検出されていない遺伝子型(A0/B0型・B0/B7型・B0/E0型)が20.5%検出されていたことから、上流域に特有の遺伝子型の生殖細胞も下流域まで拡散してくることが明らかとなった。下流域において、母藻の解析では全く検出されなかった遺伝子型が生殖細胞の解析で検出されたことから、生殖細胞が着底後、成体に成長する過程で淘汰されている可能性が示唆された。スジアオノリ種内で遺伝子型間の成長特性が分化し、各水域の塩濃度環境に合った個体が生き残り、遺伝子型組成の違いが生じている可能性が高いと考えられる。
今年度は、本研究をサポートしてきた大学院生の中途退学、申請者の異動等が重なり、計画通りサンプリングを施行できなかったため。
これまで三方五湖を主たるフィールドにして研究を展開してきたが、申請者の異動によりこれまでの調査が困難になったため、今後はスジアオノリの遺伝的多様性が期待される新たな汽水環境を探索するとともに、太平洋側と日本海側のアオノリ間で保水力や乾燥耐性を比較し、生理生態的な分化を明らかにする予定である。