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石田 真巳 (イシダ マサミ)

ISHIDA Masami

職名: 教授
所属: 海洋環境科学部門
学位: 博士(農学)
学位の分野名: ライフサイエンス / 応用微生物学

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http://www2.kaiyodai.ac.jp/~mokai01/

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Researcher ID Researchmap OACIS著者情報

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 低温菌・好冷菌

  • 好圧菌

  • 酵素の環境適応

  • 生分解性プラスチック分解酵素

  • 海洋中のプラスチック分解

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス / 応用微生物学

  • ライフサイエンス / 水圏生命科学

  • ライフサイエンス / 構造生物化学

  • ライフサイエンス / 水圏生命科学

  • ライフサイエンス / 応用微生物学

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Isolation and cDNA cloning of four peptide toxins from the sea anemone Heteractis aurora

    Tomohiro Homma, Masami Ishida, Yuji Nagashima, Kazuo Shiomi , 2024年10月

    Journal of Venomous Animals and Toxins including Tropical Diseases , 30 , e20240019

  • Simple and rapid detection of ESBL blaSHV gene from an urban river in Tokyo by loop-mediated isothermal amplification

    Masahiko Okai, Rintaro Endo, Masachika Takashio, Masami Ishida, Naoto Urano , 2022年

    Biocontrol Science , 27 (4) , 209 - 215

    DOI

  • Comparison of benzo[a]pyrene-degrading activities between Olleya sp. ITB9 isolated from Tokyo Bay and other type strains of the genus Olleya

    Naoto Urano, Aya Matsushima, Shione Yamamoto, Rintaro Endo, Masami Ishida, Masahiko Okai, Toshinori Takei, Masachika Takashio , 2021年12月

    Biocontrol Science , 26 (4) , 217 - 219

  • Ethanol fermentation by high-stress-tolerance aquatic yeasts and their mutant

    Naoto Urano, Masami Ishida, Yuka Naito, Rintaro Endo, Toshinori Takei, Masachika Takashio, Masahiko Okai , 2021年11月

    Advances in Microbiology , 11 (11) , 616 - 629

    DOI

  • Draft genome sequences of the lipid-degrading bacteria Moritella sp. strains F1 and F3, isolated from mesopelagic seawater from the Sagami Trough, in Japan

    Kei Kagawa, Rika Kogure, Masahiko Okai, Satoshi Kawano, Hidehiro Kondo, Ikuo Hirono, Masami Ishida , 2021年08月

    Microbiology Resouece Announcements , 10 (33) , e00046-21

    DOI

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著書 【 表示 / 非表示

  • 極限環境微生物の先端科学と社会実装最前線

    石田真巳, 岡井公彦 , 2023年12月

    株式会社NTS , 第3編 社会実装研究, 第3章 極限環境酵素の作用機構, 第1節 海洋低温菌由来好圧性プロテアーゼの高圧・低温への環境適応 , P387-394

  • 食品微生物学の基礎

    藤井 建夫 , 石田 真巳, 川崎 晋, 久田 孝, 小長谷 幸史, 小栁 喬, 左子 芳彦, 里見 正隆, 土戸 哲明, 中野 宏幸, 宮本 敬久 , 森田 幸雄, 吉田 天士 , 2024年

    講談社 , 0-0

  • Current research advances in agricultural and biological chemistry

    Masami Ishida Tateo Fujii , 2001年06月

    World Wide Research Network , Cold-active extracellular nucleases from cold-adapted bacteria. 緒論(p. 1)、酵素生産菌のスクリーニング(p. 5)、および酵素の性質(p. 6-10) , 1-10

  • Recent research development in agricultural & biological chemistry

    Masami Ishida , 1997年03月

    Research Signpost , Enzymes from marine   psychrotolerant bacteria , 259-268

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 海洋細菌が生産する低温高圧環境で働く生分解性プラスチック分解酵素の解明

    研究期間:  2023年04月  -  2026年03月  代表者:  石田真巳

    基盤研究(C)  研究代表者  23K05368 

    本研究では、現存する生分解性プラスチックの中で海洋分解性が優れたPHBHをモデルとし、低温・高圧適応した海洋細菌がもつPHBH分解酵素の生産・精製を行って、酵素の温度・圧力特性や立体構造を解明する。この結果から、低温・高圧の海洋環境におけるプラスチック分解機構の特徴を明らかにする。得られた酵素の情報から、持続的な海洋環境保全につながる生分解性プラスチックの海洋分解性能の改良を目指す。

  • 海洋マイクロプラスチックの劣化の時空間的動態の解明

    研究期間:  2022年04月  -  2025年03月  代表者:  荒川 久幸

    基盤研究(B)  研究分担者  23K24973 

    海洋におけるマイクロプラスチック(以下MPs)の分布の状況は理解されてきた。しかしながら、MPsの形成から分布に至るまでの時空間的な動態は理解されていない。本研究は、MPsの劣化を調べることにより、MPsの経歴を解明するものである。日本沿岸(海域、海底、海岸)におけるMPsの劣化指標(CI)の空間分布および劣化への生物作用の影響を調査・実験し、明らかにする。この結果をもとに、海洋の粒子拡散モデルからMPsの浮遊時間および経路を推定し、東アジア海域および北西太平洋海域でのMPsの流出起源を解明する。
    本研究は、海洋のマイクロプラスチック(以下MPs)の劣化度(カルボニルインデックス(以下CI)および粒径等)を調べ、浮遊の時間および海域における履歴を明らかにすることも目的としている。研究内容は、第一に日本沿岸(海域、海底、海岸)におけるMPsの劣化指標(CI)の空間分布をMPsの種類別、サイズ別に明らかにする。第二に生態系に取り込まれたMPsがどのように劣化するのか解明する。第三にMPsの劣化指標を基にして海洋の粒子拡散モデルからMPsの浮遊時間および経路を推定し、東アジア海域および北西太平洋海域でのMPsの流出起源を解明する。
    第一の内容として、まず、赤外分光分析(以下FTIR)によるCIの測定は様々な手法が提案されている。それらの手法を試した結果、MPsのCIを求めるためにはSAUB法(Almond et al., 2020)が適していることを見出した。2022年度では、SAUB法を用いて、従来からサンプリングしている日本近海における海表面のMPs(約3000個)について、polyethylene (PE) およびpolypropylene (PP) のMPsのCIを測定した。MPsの性質(色および形状)とCIとの関係、粒子サイズとCIとの関係を検討した。これらの結果、測点ごとのCIと粒子サイズに負の関係があることを見出した。すなわち、大きなサイズのMPsの海域のCIは小さく、小さなサイズのMPsの海域のCIは大きかった。さらに微細なMPs (50-350 um; 以下SMPs)のCIを調べたところ、非常に高いCIを示した。このことより、海洋のMPsの劣化度はCIで評価できることが確認された。
    第二の内容として、鶴見川河口で様々な生物相からMPsを採取しその取り込み状況の把握を行ったところ、甲殻類で比較的多かった。これは餌料(藻類)からの摂取と考えられた。
    第一の内容として、2022年度の研究では、日本沿岸の海面、海水、海底のMPsを採取し、MPsの性質とCIをFTIRによって調べた。性質の計測項目はポリマータイプ、サイズ、形状および色とした。海面のMPsでは従来から採りためたものを再計測し、CIと各種性質との関係を解析した。これらの結果は論文として印刷公表した。また7月に日本海において航走し、表層・亜表層(水深4m)の微細なMPs(50-350 um)を含むMPsを採取、抽出した。これらのサンプルのMPs濃度、ポリマータイプ、サイズを分析中である。また気仙沼の底泥のMPsの採取を行い、そのSMPs濃度の分析を進めている。一方、大阪湾のコアサンプルからSMPsを取り出し、その分析及びCI計測の準備を行っている。同時に、Pb-210, Cs-137を測定することによりMPsの鉛直的(経時的)な濃度変化を把握するための試料の調整を行っている。さらに海岸でのMPsのサンプリング手法を決定するために、定量手法を検討している。
    第二の内容として、鶴見川河口で様々な生物相(甲殻類、魚類、貝類、多毛類、藻類計 10 種)からMPsを採取しその取り込み状況の把握を行った。藻類への付着が非常に多いこと、藻類食性甲殻類で比較的取り込みが多いことが分かった。このことから、甲殻類への取り込みは餌料(藻類)からの摂取と考えられた。この内容は結果を取りまとめ、口頭発表(日本水産学会2023春季大会)を行った。またプラスチック汚染沿岸域の泥とPVCフィルムを混合して2および4カ月で振盪した結果、真菌用培地を用いて2カ月振盪した条件でフィルムの3%重量減少が確認された。重量減少した培地から27株のコロニーを単離していた。
    第一の内容として、2023年度には、従来採りためたサンプルの内、微細な粒子に的を絞り顕微FTIRで赤外吸光を測定し、SAUB法でSMPsのCIを明らかにする。日本沿岸(東京湾、東海沖、日本海および三陸沖)の表層、亜表層のMPsを採取し、CI計測と性質に関するデータの整理を行う。海底のサンプル採取はすでに三陸および大阪湾で行われた。これらのサンプルのMPs濃度、CIを測定する。同時に大阪湾のコアサンプルではPb-210, Cs-137の計測から堆積年代を推定し、それらのMPsのCIと対応させて、底泥中でのMPsの劣化を解明する。日本各地の水産高校生の協力を得て、日本沿岸(沖縄、長崎、山口、高知、新潟、北海道など)の海岸のサンプル採取を行い、MPs濃度とCI計測を実施する。
    第二の内容として、沿岸干潟域における各種生物相が取り込んだMPsが得られたことから、それらのMPsのCIの分析を行う。生物成育環境(底泥、海水)のMPsのCIとの比較から生物による劣化度の変化について検討する。またプラスチック汚染沿岸域からPE、PP、PSの分解菌を探索する。海中浸漬したPE、PP、PS、PVCフィルムから分解菌を探索するとともにプラスチック表面の劣化を評価する。
    第三の内容として、海面、海水、海底、海岸のMPsの劣化指標(CI)を基にして海洋における劣化の経時的な変化を把握する。この結果と、MPsの海洋の粒子拡散モデルからMPsの浮遊時間および経路の推定を考え合わせることにより、東アジア海域および北西太平洋海域でのMPsの流出起源および海洋での挙動を解明する。
    これらの成果は論文印刷、学会発表、および公開シンポジウムで広く社会へ公表する。

  • 組換え酵素を用いた 深海環境下における 生分解性プラスチック分解機構の解明

    研究期間:  2020年04月  -  2023年03月  代表者:  中川 裕子

    基盤研究(C)  研究分担者  20K05819 

    生分解性プラスチックの分解の条件には、大きく分けて土壌、コンポスト、海洋の3つがある。しかし、地球の7割を占め、さらにその95%が深海環境であるにもかかわらず、深海での分解機構はほとんどわかっていない。
    本研究では、日本海溝から分離された好冷好圧の海洋細菌由来の酵素を材料に、深海におけるプラスチックの分解機構を解明する。深海を模した環境で分解活性の評価を行うためには高圧条件が必要となる。
    本研究結果より、環境浄化への応用、及び今後どのような生分解性プラスチックを使用す
    ればよいのかを提案し、持続可能な社会に向けた貢献を行う。

  • アルカリ化酵母とその酵素系による強酸性水圏中和の分子機構の解明

    研究期間:  2016年04月  -  2019年03月  代表者:  浦野直人

    基盤研究(C)  研究分担者  16K07868 

    アルカリ化酵母はアンモニウムを生成することで強酸性水を中和する能力を持つ。酵母を酸性・中性・塩基性水で培養したが、細胞内タンパク質の合成に大きな変化は無かった。また各pH下でアンモニウムを生成していた。中性~塩基性水になると、有機酸の生成能が高まった。酵母はアンモニウムと有機酸の生成量を変化させて、pHを調節していることがわかった。
    アルカリ化酵母は酸性・中性・塩基性いずれの自然水圏にも生息していた。これらの酵母は酵母種がほぼ同一であり、酸性~塩基性のいずれの環境でも増殖可能な、広域pH耐性を持っていた。
    固定化酵母により強酸性水を中和してアンモニウムを吸着するバイオリアクタを構築した。

  • 海洋好圧好冷菌の新奇な好圧性リパーゼとその圧力特性をもたらす構造の解析

    研究期間:  2016年04月  -  2019年03月 

    基盤研究(C)  研究代表者  16K07870 

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授業科目 【 表示 / 非表示

  • 担当授業(学部)

    セミナー

  • 卒業論文

  • 生物学概論Ⅱ

  • 担当授業(大学院)

    分子生物化学

  • 海洋環境科学特別演習

  • 海洋環境科学特別研究

  • 海洋生化学特論