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二羽 恭介 (ニワ キョウスケ)

NIWA KYOSUKE

職名: 教授
所属: 海洋生物資源学部門
学位: 博士(理学)
学位の分野名: 理学

関連リンク

Researchmap OACIS著者情報

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Experimental cultivation of Neopyropia kitoi (Bangiales, Rhodophyta) for the establishment of a new marine crop in nori cultivation: A field experiment assessment of growth, pigments and free amino acids

    Kyosuke Niwa, Hiroshi Iga, Yushi Shimada, Hirofumi Furuita, Takeshi Yamamoto , 2024年07月

    Aquaculture , 588 , 740958 - 740958

    DOI

  • 高知県柏島の特産品「めのり」に加工される野生ノリの種名について

    松下桜子, 荻田淑彦, 二羽恭介 , 2024年07月

    藻類 , 72 (2) , 97 - 105

  • Exploration and growth characteristics of allopolyploids derived from interspecific hybridization between Neopyropia yezoensis and Neopyropia tenera (Bangiales, Rhodophyta) in natural populations of eastern Japan

    Fumina Komada, Norio Kikuchi, Kyosuke Niwa , 2024年02月

    Aquaculture , 581

    DOI

  • ワカメにおける系統の異なる配偶体に由来する胞子体の生長・形態比較

    梶原慧太郎, 二羽恭介 , 2024年03月

    藻類 , 72 (1) , 1 - 9

  • Confirmation of Neoporphyra cf. dentata on Shikinejima, Izu Islands, southcentral Japan, and comparison with co‐occurring Neoporphyra haitanensis

    Miku Okamoto, Airi Ikeura, Motoya Tamaki, Kyosuke Niwa , 2023年04月

    Phycological Research

    DOI

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著書 【 表示 / 非表示

  • ノリの科学

    二羽 恭介 , 2020年12月

    朝倉書店 , 0-0

  • Porphyra yezoensis: frontiers in physiological and molecular biological research

    Niwa K and Abe T , 2012年10月

    Nova Science Publishers , Heavy-ion beam mutagenesis in Porphyra yezoensis , 119-132

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 高水温耐性のある雌雄異株ノリのアポガミー誘発と性分化機構に関する研究

    研究期間:  2022年04月  -  2026年03月  代表者:  二羽恭介

    基盤研究(B)  研究代表者  23K23683 

    本研究では、南日本や暖流海域に自生する雌雄異株ノリの種多様性を把握しながら育種素材の収集を進める。次に、高水温耐性のある雌雄異株ノリから効率的に品種改良が取り組めるように、受精無しでノリの純系株に分離できるアポガミーの誘発条件とその藻体特性の把握を行う。また、本研究では、雌雄異株ノリを用いるため、雌雄同株の養殖対象種スサビノリでは研究できなかった雌雄分化の制御機構の解明に向けて、通常発生した糸状体とアポガミー由来の糸状体から生じる葉状体の雌雄分化を把握する。さらに、雌雄異株ノリの性分化機構に関与する遺伝子の探索も行う。

  • ノリの倍数性育種に向けた基盤構築:異質倍数化したハイブリッドの探索と特性把握

    研究期間:  2019年04月  -  2022年03月  代表者:  二羽 恭介

    基盤研究(C)  研究代表者  19K06184 

    現在のノリ養殖株は主に選抜育種によって育成されてきたため、遺伝的画一化が進んでいる。このため、新たな優良株を育成していくためには、遺伝的変異の拡大を図りながら新たな育種法を導入していく必要がある。そのような中、近年、ノリでも種間交雑によって異質倍数化することが確認されている。そこで、本研究では房総半島を中心に自生地で生育するノリ栽培種や近縁野生種などの分布状況を把握するとともに、種間交雑による異質倍数化したハイブリッドの探索を行い、育種素材の収集に取り組む。また、収集したハイブリッドから異質倍数化した系統保存株を確立し特性把握を行うことで、ノリの倍数性育種に向けた基盤構築に取り組む。
    本研究では房総半島を中心に自生地で生育するノリ栽培種や近縁野生種などの分布状況を把握するとともに、種間交雑による異質倍数化したハイブリッドの探索を行い、育種素材の収集に取り組む。また、収集したハイブリッドから異質倍数化した系統保存株を確立し特性把握を行うことを目的としている.令和元年度は,千葉県の4箇所,神奈川県の2箇所のほか,宮城県と福島県などで野生ノリの葉状体を採集した。葉緑体DNAのrbc-spacer領域を用いて種判別を行った結果,房総半島から東北地方にかけて,アサクサノリ,スサビノリ,スサビノリの隠蔽種,ウタスツノリ,マルバアマノリのほか,未同定種も生育していることが明らかになった。このうち,房総半島の自生地でアサクサノリとスサビノリ,スサビノリと隠蔽種がそれぞれ同所的に生育していることも明らかになった。各地点で採集した葉状体から接合胞子を放出させて室内培養することにより,遺伝資源として系統保存できる糸状体株の分離を行った。また,房総半島から東北地方に由来する野生ノリの系統保存株(糸状体)を用いて,核と葉緑体のDNAマーカー解析を行った結果,スサビノリとアサクサノリのハイブリッド糸状体が見つかった。さらに,分子同定によって倍数性育種素材として有望なウタスツノリの緑色型変異体も見出すことができた。
    房総半島などで複数の種が同所的に生育している野生ノリの自生地が見つかったことと,スサビノリとアサクサノリのハイブリッド糸状体が見つかったため。また,倍数性育種素材として有望なウタスツノリの緑色型変異体を発見し,原著論文として公表することができた。
    令和2年度は,核DNAマーカーを用いて葉緑体DNAで種判別した葉状体と糸状体の中で種間交雑によるハイブリッドが存在するか調べる。見つかったスサビノリとアサクサノリのハイブリッド糸状体は,殻胞子を放出させ葉状体に育て,さらに原胞子を放出させ原胞子由来の葉状体を核DNAマーカー解析することにより,異質倍数化したハイブリッドであるか検証する。

 

授業科目 【 表示 / 非表示

  • 担当授業(学部)

    フレッシュマンセミナー

  • 応用藻類学

  • 応用藻類学実習

  • 海洋動植物学実習

  • 海洋植物学

  • 担当授業(大学院)

    応用藻類特性学

  • 水圏生物科学特別演習

  • 水圏生物科学特別研究